やはりこういう時間に目が覚めて活動してしまう卯月です。
ちゃんと睡眠とれよ……。
眠いけど寢れん、って感じですな。これも、まあ、たいして作品のPVも伸びんし(完結してて更新ないから当然)なんてことが理由だったりするわけで。
多くの同胞、同志諸君がそんな感じなのだろうと想像してみたり。
そうそう。「祭り」はほどほどに楽しむんだったっけか。
(卯月も含めて)みなさんが「読者選考」に必死に動き回り、気にされる様子をみていると、このカクヨム全体が徐々に謎の黒い瘴気、靄?のようなもので覆われていくのが幻視されるよう。もうしばらくすると、地の底から怨嗟や呪詛的なナニカが聴こえはじめるはず。
うん。卯月はそんな、こんな時期のカクヨムの終末的な雰囲気が好きだったりします。ああ、いつもながらホントに病んでますなw
こんな深夜、どーでもいいけど、お勉強に励む中高生にぴったりの(ショートな)動画を発見。教えてる連中に知らせなきゃと思い、同時に(需要はないだろうけど)こちらでも。
STUDY BGM MAKERさんのやつ。(かつて中高生だったみなさんも昔を思い出してみてはいかが?)
エモすぎる枕草子つくりました。
https://www.youtube.com/watch?v=3__pP9sYFbUなんだこの枕草子。これならみんな好きになるしかないだろ……。(卯月は古典、好きでしたけど)
エモすぎる徒然草つくりました。
https://www.youtube.com/watch?v=utIF73AgrUYつれづれってさ、もっとこう、説教臭いおっさん臭がしてたはずなのに、なんてスタイリッシュな……。
エモすぎる周期表の歌作りました。
https://www.youtube.com/watch?v=Rx1F1LBDTLQ理系界隈さんのもありましたぜ。周期表の歌ってたくさんあると思いますけど、なんかアンニュイな……。
なんていうか、お勉強もカッコイイ感じで進みそう。学園モノの美少女キャラ、イケメンキャラがイヤホンして聴きながら深夜勉強しているシーンにでも登場しそうだぜ。(妄想しかない)
では、いつもの。(次なる執筆に向けての卯月の頭の整理であり、みなさまの創作のヒントにでもなればという備忘録)
最近読んだ本からの気づき的なモノ 「荒木飛呂彦の漫画術」⑦
今回は、荒木先生の「基本四大構造」のひとつである「世界観」。(こういう4つとかシンプルな感じなのが実用的でいいですね)
「『世界観』は背景描写とも言えますが、つまり漫画の中に広がる『漫画の世界』であり、キャラクターを置いてみたい場所」
「非日常的あるいは日常的かにかかわらず、現実の世界とは違う『漫画の世界』が展開されています。そして、『世界観』は読者がひたりたいと思っているものなのです」
ここは重要っすね。書き手側の好むそれではなく「読者さまがひたりたいと思えるような」世界観。その作品、小説が読者さまに受け入れられるかに直結する。
「漫画の描き手が目指すものが『どういうキャラクターを描くか』だとしたら、読者側の最大の動機はまず『その漫画家が描く世界にひたりたい』です。その次に来るのが『あのキャラクターに出会いたい』で、『あのストーリー、おもしろいな』というのはその後になるのではないでしょうか」と荒木先生は言っています。
小説に置き換えても通用しますね。
自分の作品が読者さまの目にどう触れさせるかという問題はあるにせよ(身内同士、書き手同士の見せあいっこではなく)、偶然でも目にしてもらったときの勝負どころのひとつがこの「世界観」でしょうか。(この意味では、それを表している例の長文タイトルというのはライトノベルにおいては意義があるのかも)
作品内容のほうの頑張り方において、順番を間違えると上手くいかないということにもなりますかね。「キャラクターを作り込む」より前に、「ストーリーを考え抜く」より前に、「世界観」を構築しないとです。
その読者を惹きつけるために非常に重要な「世界観」について、荒木先生は次のように言っています。
「『世界観』とは要するにリアリティですから、いい加減な世界の描き方では、読者はその中にひたることができませんし、その漫画を読もうという気も失せてしまうでしょう。たとえ架空のものであっても、世界観は漫画家の中では確固たるものとして成立していなければなりませんし、架空の世界なりにスジが通っている必要があります。それができて初めて、読者はその漫画の世界で繰り広げられる出来事に夢中になれるのです」
説得力のある世界観です。
ライトノベルで異世界ファンタジーが書きやすい理由のひとつが、この「世界観」というのがおおよそ共有されているからだと思われます。(前に近況で出したカクヨムコン参加の「数字」をみてもおわかりのように) いわゆる「ナーロッパ」であれば、かなり幅のある解釈をしてもらえるので(これは先人たちの積み上げてきた作品たちのおかげ)、書き手はおよそそれに乗っかればよく、独自の部分は少ない説明で事足りるわけです。(王道系SFはそのへんは大変っすね)
本書の中で、荒木先生が世界観を失敗した例として『バオー来訪者』を取り上げていました(ううっ、卯月はアレをリアルタイムで読んでいてけっこう好きだったのに……)。
今回はこのへんで。
クリスマスな曲 その6
ミスユー・オールナイト / 夏山よつぎ feat. 初音ミク
https://www.youtube.com/watch?v=oQ-laH6kzoIでは。