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楽しそうな自主企画に参加してみた&創作の気づき

十文字ナナメさまの近況ノートで教えていただいたのですけど、卯月的に楽しい自主企画を教えていただきました。

すごい面白い企画!(ボキャ貧)
https://kakuyomu.jp/users/jumonji_naname/news/16818093090312247897
いつものごとく、勝手に貼っております(お許しを)。

【カクヨムコン10応援企画】自分はこの作品で栄冠を掴むんだ!作者様はキャラクターになりきって、自身の作品を宣伝しちゃってください!
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093090308609180
ノエルアリさまの自主企画です。作品のキャラクターになりきって、作品の宣伝をするというもの。こういうの得意っす! 『神父ですが何か?……』で参戦しときました。インタビューは、ノエルアリさまの近況ノートに書き込む感じです。こちらも勝手に貼ってます(お許しを)。

こういうのはカクヨムコンを楽しんでいる感じがして、よいですね。



これだけだと卯月らしくもないので、創作的なやつの続きを。

最近読んだ本からの気づき的なモノ 「荒木飛呂彦の漫画術」⑥

「ストーリーの作り方」でしたね。「プラスとマイナスの法則」について書きました。

例のプラス、プラス、プラスの常にプラス方式だと、最後は必ず「主人公が勝つ」、ハッピーエンドになります(黄金の基本)。

ですが例外も。

『ジョジョ』を読んだことのある方はお分かりでしょうけど、愛する妻(あるいは子ども)を助けるためにジョナサンは死んでしまいます(ちな、卯月は第一部が一番好き、スタンドより波紋が好き。異論は認める)。

少年漫画の王道に「誰かを助けるために自己を犠牲にする」というのがあります。ハリウッドのSFモノでも多いですかね(卯月も「蛍」でやってます)。

この美しい目的のために負けなければならない、その結果、ラストで主人公の「死」というカタチでそれは訪れる。

「他人のために命を捧げるという行為は、一見『死』という恐ろしいマイナスかもしれませんが、しかしそれは『プラス』のハッピーエンドにもなり得る」と書いています。

例として、スタインベックの「エデンの東」、ちばあきおの「キャプテン」で、主人公は変わるけれども、大切なものが受け継がれていくという物語について説明しています。

「受け継ぐ」というテーマがある場合、主人公が死んだり、変わることも許される。

たしかにそのパターンの傑作、名作がいくつも思い浮かびます。(ジョジョはそうですね)

そして、このパートで卯月が参考になったのが次の内容です。

荒木先生はストーリーを最初から最後まできっちり作ってから描き始めるわけではないそうです。(あんなに緻密にできているのに)

「『主人公が勝つ』という着地点があるとして、どうやって勝つか、ということは決めずに、まず、『どういうキャラクターがいるか』ということを考え、『そのキャラクターを困難な状況に放り込む』。描き始めるのは、その段階から」

これっす。これが最近の卯月の中では、創作において使っている最大の「学び」です。

キャラクターと困難な状況のアイデア、このふたつがあれば、ストーリーを作っていくことができると、言っています。

敵は強ければ強いほうが面白い。それゆえに困難になる状況こそ、読者は興奮する。

自然とキャラクターがその状況の中で動き出していく環境をつくる感じですね。

特に物語の「起承転結」の「結」の直前は、見せ場であり、読者が「一体どうするんだ」とドキドキするような困難を持ってくることを勧めています。とにかくラストの前に大きな困難を用意する。それをどうやって切り抜けるかは、描いている最中、作者自身にもわからない。「自分が主人公ならどうするか?」と考えながら一緒に戦う。そうやってキャラクターを動かしていくうちに、アイデアがだんだん見えてくる。

これは本当にすごい話です。結末が完成しないかもという極限の状態での執筆、これは最高っす(上手くいけばですけどね)。これくらいしないと、「面白い」作品は書けないのだということを思い知った卯月でした。


今回はこのへんで。


クリスマスな曲 その5
90's HOLY NIGHTS / feat. Mai
https://www.youtube.com/watch?v=JDFh1HQzi5I


では。


2件のコメント

  • お許しをだなんてとんでもない! ご紹介ありがとうございます!ヽ(*´∀`*)ノ
  • どうも、どうも。
    卯月はこういうのの常習犯なもので。でも、あの企画は、インタビュー書くだけですけど、楽しかったです。本人が自分のことを書くタイプのは苦手ですけど、キャラならば。
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