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ことばの藁人形

つい先日、どうでもいいSNSの話題をつい見てしまって……(こういうものに触れないことが平穏な心の状態を維持する方法だというのにね)。

ひさしぶりに見ました「ストローマン手法」という言葉。「手法」のとこは文法、理論、論法、論証などいろいろですけど、straw manは藁人形、案山子のことですね。

2018年夏の宇多田ヒカルさんの「ツイート」でも話題になったようで。

「有名無名問わず、誰かがメディアでした話から別の誰かが一言だけ抜き取って、文脈から切り離してネットで持ち出して、そこから少数派を除いた多くの人がソースの文脈を参照しようとしないまま自己投影に基づいた批判や擁護(つまり妄想)のたたき台にして論争が繰り広げられる現象にまだ名前ないのかな」(原文ママ)

これに対して「ストローマン論法です」という投稿でいっぱいになったとか。

ご存知なければ調べて、できたら(使えるレベルで)ご理解を(変なやつから自分を守る現代の盾になりえます。武器としては使わないように)。

SNSだけでなく、これや類似する「論点のすり替え手法」は学校、職場、(家庭もあるか)、人が集まる場所ならふつうに遭遇できます。気づけるか気づけないかだけ。この「すり替え」も話者が意図的でなく、無意識でやっている場合もあって厄介です。

卯月は討論、議論みたいなものを「見る」のは好きな方でしたので、こういうのはちょっと詳しかったり(日本語の問題なのか、文化の問題なのかは分かりませんけど、この国でみるディベートは不毛なものが多い)。

本日から休み明けで通常モードの方が多いでしょう。皆さんが属する集団がどんなものかは分かりませんけど、おそらく一人くらいは面倒で我の強いひとがいるのでは。強引に自分の意見を通そうとするタイプにこの「論点のすり替え」をするひとが多いのではないかと思います。運悪く巻き込まれた場合には、最悪でも自分の意見が捻じ曲げられないように頑張ってくださいね。流されていいことは無かったり(まあ、自己の選択ですんでこれ以上はなんとも)。


学校教育も新学力観がどうのこうので変化しているはずだけど……。主体的・対話的で深い学びってあったような。でも、ディベートがどうとかまでは行ってないかな。卯月が子どものころから言われてますけどね。日本人の議論ベタ(もちろん優秀な方はたくさんいらっしゃる。でもその多くが海外経験者だったり)。

SNSがおおよそ、言いたいことが言えない場になってきています(匿名は除く)。明治時代かなんかで、ヨーロッパに渡った人たちの話で、主義主張が違うひとたちが議会なんかで議論を戦わせたあとに、仲良くご飯を食べていたりする。明治時代の人たちにはこれがまったく理解できなかったとか。

「和を以て貴しとなす」国のひとたちですから、考えが異なるやつとはやってらんねえってなるんでしょうね(日本人の卯月としても分からなくはないけども)。

でも、その明治時代からたいして進歩していないような。SNSもその日わーっと騒いだとしても、次の日にはそんなこともあったね、くらいで良いのにね。

週のはじめのただのボヤキでした。

おまけ。
心を平穏に(でも、とあるアニメを思い出すとそうでもなくなるか)。

翼をください(林原めぐみ)
https://www.youtube.com/watch?v=PLAHsB7EJpA&list=RDPLAHsB7EJpA&start_radio=1

今日の日はさようなら(林原めぐみ)
https://www.youtube.com/watch?v=COw1pRQrTOo

はい。エヴァですね。

では、よい一日を。

2件のコメント

  • Joy to the World も、付け加えておきますか。ww (*´艸`*)
  • Joy to the Worldは、シン・エヴァっすね。

    Komm, süsser Todなんかもいいっすね。
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