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「終戦記念日」と「終戦の日」

まあ、子どものころから気にはなっていた表現。

NHKさんは受信料も貰っていることもあって全方位配慮のできる優等生ですから、こういった言葉の配慮もするのでしょう。

『8月15日は「終戦記念日」「終戦の日」?』NHK放送文化研究所
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/033.html

NHKが昔から「終戦の日」といっていたかどうかは記憶が定かではないのですけどね。「記念日」は喜ばしい出来事をなるべく長く覚えておきたいという気持ちで使われることが多い言葉だから(NHK放送文化研究所「放送研究と調査2000年8月号」)ということらしいです。

まあ、どちらでも言いやすいほう、馴染みのあるほうで良いとは思います。


オリンピックでメダルを獲得した早田ひなさんの「1か月ぶりの帰国でやりたいこと」の返答や、いまアマプラで観られますけど映画化された「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(原作も長く人気だったかと。「あの花」でこっちが思い浮かぶ世代も増えているようで)による影響なのか、鹿児島の【知覧特攻平和会館】を訪れる若者が増えたようです。

さっき眺めてたTVでもとりあげられてました。

鹿児島は遠いなという方にはこちら。

知覧特攻平和会館 オンラインミュージアム
https://www.chiran-tokkou.jp/museum_top.html

ここにある「学芸員による解説コーナー」の動画の出来がよい。実際に足を運ぶのにはかないませんが、とてもよい体験になります。個人的には「疾風(はやて)」や特攻艇「震洋」について、そして過去に開催された企画展「三十一音の遺書 特攻隊員が紡いだ短歌」の動画が好きです。

以前、短編を書く時にこの「知覧」あたりのことを時間をかけて調べたことがあったのでちょっとだけ詳しい卯月。

たくさんの若い人が自分から興味を持たれるのはよいことだなって思ったり。


おまけはこれ。戦争モノで投稿される動画なんかでよく使われますね。
【IA】 四季刻歌 【オリジナルPV】
https://www.youtube.com/watch?v=g--Qmi048Vw

平和であることに感謝しつつ。

では。


8件のコメント

  • 「蛍」すごく良かったです。
    レビューコメント書こうかなと思ったくらい。
    (苦手なのでやめました)
    私もいろいろ調べましたんですけどね、けっこうメンタルにキました……。
    そうか、今日は15日か……。
  • 日本では8/15
    海外では9/2
    沖縄では9/7

    なんとも統一感のない終戦ですよね。沖縄なんて、同じ日本なのに、扱いが酷い。しかもその爪痕が今も続いているのだから言葉もないですね。

    この戦争がどう言うモノだったのか、その背景や、裏では何が行われ、今もなおその影響を受けている者、のこされた被害者の声を某国営放送はもっと取り上げて伝えるべきでしょう。その上で、国はその補償、責任を果たすべきたし、今更謝罪はしないにしても、その内容を詳らかにすべきです。

    どこの国の戦争もろくなものじゃない。いつまでも無くならないのは人の性なのでしょうね。政治的な争いに命をかける、いつまでそんな必要性があるのでしょうか。そんな事よりも世界的に協力して向き合うべき問題があるでしょうに。人間なんて所詮地球にわいたバクテリアみたいなものなのでしょう。自然に淘汰されて、またゴキブリのように生き延びる。

    おっと、私の脳汁がたれ流れてしまいましたね、申し訳ありませんm(_ _)m
  • 祐里(猫部)さま

    企画へのご参加もありがとうございます。このコメントをみて例の自主企画をすぐに作りましたデス。
  • 知覧特攻平和会館、今はオンラインでやってるんですね。
    私は小学の修学旅行で行きました。子供心ながらアレコレ考えさせられるところでした。

    戦争は良くないと思いつつ、『宇宙の戦士』とか『幼女戦記』なんかが好きな自分もいてなかなか業が深いなと。とはいえ、そういう事はフィクションにとどめておきたいものですね。

    そしてなかなか曲が終わらないなと思ったら1時間耐久だったw
  • かごのぼっちさま

    日本政府的にはこの日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」としてますね。あと1952年4月28日のサンフランシスコ平和条約で戦争終結とするものも。まあ、国民ファーストとするなら国民が玉音放送で知ったこの日でも。沖縄は別枠。現在もですけど、もっとも辛い思いをした場所ですから。ああ、戦争がなくなるか、人類が滅びるか……。どっちが早いかって? わかりきったことですね……。
  • dedeさま

    じっさいに行かれたという経験は羨ましいです。卯月は『宇宙の戦士』の再読を終えましたけど、あれを読み切ることができる中高生は戦争について正面から考えられると思います。まあ、読まないでしょうけど(ワンチャン、新訳のほうに期待)。

    一時間耐久はウルさんのですな。あの声なら一時間いける。
  • 知覧特攻平和会館、十年ほど前に伺いました。
    どれだけの若い人たちが苦悩を胸に飛び立っていったのかという事実に圧倒されたのを、覚えています。

    記念、私も不思議に感じた事があります。祈念の方が似つかわしいのでは、とか。
    終戦間もない頃の人々にはようやく戦争が終わった事への喜びが大きかったのかもな、など考えると現対人にはわからない感覚なのかもしれませんね。
  • (平和を)祈念、いいですね。
    この知覧特攻平和会館、アメリカの戦艦ミズーリ記念館と共同企画展を行ったりと平和への活動をされているようです。
    早田ひなさんの例の発言に、過度の反応を示した近隣国の選手の行為は残念でしたが、あれは国の体制や国が大きく教育に介入している結果なので仕方がないのかもしれません(日本の教育もまあ微妙ではありますけど)。
    ですが、その地元出身の社会学者かなんかがテレビでよくわからない発言をしてましたけど(あとはどっかの落語家だっけか……)。早田選手は別段特攻や先の戦争に関する発言なんてしていないのに、それを勝手な妄想で意見を歪めて利用するのは止めて欲しいですね。
    若い人が多く訪れているというニュースも見ましたので、じっさいに足を運んだひとたちがメディアなんかの情報に惑わされず、自分の考えや意見を持たれることが大切だなって思います。
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