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ブンガクって何?

大量の文字情報(一部漫画による視覚情報も含む)を処理しまくっていると、脳みそさんに負荷がかかるのか、気づけばいつもの休日のように寝落ちしていた卯月です。

読書については、その時きになったものをジャンル関係なく読むのですが(当然好みもあるので偏るけど)、そのときによく思うのが「文学的」って何よ? ってこと。

最近は、文科省の出す学習指導要領なんかも不思議なことになっていて、高校国語なんかでは、これまで一つの科目で扱ってきた評論と文学を、別々の科目「論理国語」「文学国語」などで教えることになっている(選択)。大学入試では評論の出題割合が高いため「論理国語」を選ぶ高校が実際は多いようで、「文学国語」を選択しないと有名どころの文学作品を学校では学ばず卒業することになる。まあ、だからといって影響はないでしょうけど(学校で扱わなくても読むやつは読むし、扱っても興味をもたないやつは多い)。生きていく上で最低限必要な「読み」をみにつけさせてくれよ、という程度の期待しかない。そもそも「教わる」ことでの「読み」「書き」能力の向上なんて知れていて、ちいさい子どもも含めて結局「自分で」なんとかしていくことでしか、なんともならない。(これには異論ある教師や指導者もいるのだろうけど、間違いなく事実だろう)大人にできることなんて興味をもたせるきっかけづくりや有益なアドバイスくらい(まあ、これが難しいのだけど)。

いまはほぼ趣味の範囲になっている子どもへの学習指導は、需要に応じて何の科目でもやるのだけど、「わかる」感のうっすい国語は苦労する。数学とかにしてくれよとは思うのだが、子どもじゃなくて保護者が申し出ることが昔から多い。国語というのは簡単に言うと「日本語」のことだが、日常生活で使いこなせているはずのこの国語が多くの親たちにとって「謎科目」だったりする。

脱線したけど、この「文学」とか「文学的」という言葉が卯月にとっては謎。辞書を引いてもね。こういうのは文学部の人に聞くのがよいのだろうけど、それもどうもはっきりしない(そもそも文学部には、思想・歴史・言語・行動科学・その他いろいろあって、やってることが大きく異なるようで)。

村上春樹は文学らしいのだけど(いまどき「らしい」なんていう卯月は失礼だわ)、高校あたりで読んだときの流行りの作家さんという印象がいまだに抜けてない。やっと手に入ったガルシア・マルケスの「百年の孤独」も文学なのだろう(ノーベル文学賞作家だし。でも彼は法科の人)。マジックリアリズム(海外では村上春樹作品もこれに分類されるとか)はファンタジーと区別されたりするようだけど、卯月は表現手法の話で同じようなものだと思っている。まあ、読みやすければなんでもいい。

なんだか暗くて湿っぽくて小難しい「だけ」のものの多いように思える純「日本」文学よりは、はるかに楽しい。(別に文学なんて高尚なものではなく、ただの娯楽として読んでいるけど)

国文学科模擬授業「文学とは何か」(紅野)
https://www.youtube.com/watch?v=6DyDvqSys5U

眠くなるかもですけど、オープンキャンパス(日大?)の模擬らしく中高生にもわかる語り口でお話されてます。

「言葉の魔術への誘い」

かっこいいフレーズだわ。どうも評価の低くなりがちな私立文系だけども、信念を持った若者にはよい(一生ものの学びを得られる場所なんだろう)ところかも(知らんけど)。

結局「ブンガク」というものは何かよくわからない卯月です。

まあ、自分が「好きな作品」と「そうでない作品」が世の中にあるだけで(嫌いな作品というのはなくて、あるとすればそれは「好きな作品」と同じくらい感情が向かっているので、自分にとっては価値のあるもののはず)、不特定な人たちの集まるSNSの「いいね」的なものが、多くて、時間経過に耐えるものが「名作」だったり「ブンガク的」なものだと思うことに最近はしています。

よくわかんないこと書きましたけど、今日もたくさん本を読むぞと気合の入る卯月でした(執筆はさほど進まないけど)。


おまけは、夏っぽいかどうかはアレだけど、ちょっと外にも出たくなる曲を。

The Vamps - Somebody To You ft. Demi Lovato
https://www.youtube.com/watch?v=0go2nfVXFgA&list=RD0go2nfVXFgA&start_radio=1

では。



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