これは卯月の個人的メモとなります。
『わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~(光文社新書)』
まとめ部分の抜粋です。前の近況ノートで紹介いたしましたこの書籍を読んでいない方には意味不明だと思いますので、スルーしていただければと。
■「わからない」「わかる」「よりわかる」
①文章や文において、その部分間に関連がつかないと、「わからない」という状態を生じる。
②部分間に関連がつくと、「わかった」という状態という状態を生じる。
③部分間の関連が、以前より、より緊密なものになると、「よりわかった」「よりよく読めた」という状態になる。
④部分間の関連をつけるために、必ずしも文中に記述のないことがらに関する知識を、また読み手が作り上げた想定・仮定を、私たちは持ちだしてきて使っている。
■文脈のはたらき
①文脈がわからないと「わからない」。
②文脈がスキーマを発動し、文脈からの情報と共同してはたらく。
③文脈がそれぞれの部分の記述から意味を引き出す。
④文脈が異なれば、異なる意味が引き出される。
⑤文脈に引き出されたそれぞれの意味の間で関連ができることで文がわかる。
■どのようなときに「わかったつもり」が作られやすいのか
①文章の構成に読み手が惑わされた「わかったつもり」
「『結果から』というわかったつもり」
「『最初から』というわかったつもり」
「『いろいろ』というわかったつもり」
②読み手の既存のスキーマによる「わかったつもり」
「全体に当てはめられやすいスキーマ」
「部分に関して当てはめられやすいスキーマ」
「善きもの」「無難」
■「わかったつもり」からの「読み」の進展過程
①「わかったつもり」の状態
②新たな文脈による、部分からの新しい意味の引き出し
③引き出された意味による矛盾・無関連による「わからない」状態
④新たな無矛盾の関連づけによる「よりわかった」状態
■「想像・仮定」に関する制限
①整合的である限りにおいて、複数の想像・仮定、すなわち「解釈」を認めることになる。間違っていない限り、また間違いが露わになるまで、その解釈は保持されてよい。
②ある解釈が、整合性を示しているからといって、それが唯一正しい解釈と考えることはできない。
③しかし、ある解釈が周辺の記述や他の部分の記述と不整合である場合には、その解釈は破棄されなければならない。
※もし、このメモに目を通されたならご注意を。この部分だけ読んで「わかったつもり」になることが最も危険であります。
ここからは、いつものひとりごと。
いやあ、ニコニコ動画もいまのところ安定。今回のサイバー攻撃をきっかけに卯月のように、なんかちょっと離れていた(すいません!)連中も戻ってきているのではないかと思います。
かつては『才能の無駄遣い』の場として(注:才能の無駄遣いとは、高クオリティな作品に対するほめ言葉である)、何かおもしれえこと誰かやってないかとネタ探し(塾の授業トカ)に足繁く通ったニコニコ動画です。
さっき覗いてみたら、なんとHSP様がニコニコ再開日に合わせて投稿されてました。
『鼓動 / HSP(鼻そうめんP) feat. 初音ミク』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43888590?ref=search_key_video&playlist=eyJ0eXBlIjoic2VhcmNoIiwiY29udGV4dCI6eyJrZXl3b3JkIjoiXHU5ZjEzXHU1MmQ1Iiwic29ydEtleSI6ImhvdCIsInNvcnRPcmRlciI6Im5vbmUiLCJwYWdlIjoxLCJwYWdlU2l6ZSI6MzJ9fQ&ss_pos=1&ss_id=6bba3b5b-10b3-434c-ba0f-135e6f5bd00dモノ書き、またはラノベを読む方には「かんざき ひろ」で分かるかな。
ウィキより。
かんざき ひろ(1978年5月5日 - )は、日本のイラストレーター、アニメーター、作曲家、編曲家、リミキサー、DJ。アニメーターとしては本名の織田 広之(おだ ひろゆき)、ミュージシャンとしてはHiroyuki ODAもしくは鼻そうめんP(はなそうめんピー)という名義で活動している。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(電撃文庫)のイラストは、かんざき ひろ。アニメではキャラデザにも参加。
Hiroyuki ODA名義では、日本を代表するTrance Musicレーベル「Sevensenses
recordings」を活動の拠点とし数多くの本格派Tranceをリリース中。その楽曲のクオリティは世界規模で認められ、2005年には世界のTrance Musicシーンにおいて最も権威のあるレーベルの一つ「A State Of Trance」からシングル「Transmigration / Injection」をリリースした。(KARENT
https://karent.jp/artist/pp000057 より引用)
もちろん他にもいろいろあるけど。これくらいまでがギリ創作活動に関わる範囲として許されるかな。まあ、ニコニコはただの動画サイトではなく、思考のわくをとびこえさせていただける場所です。という主張の近況ノートでございました(まあ、KADOKAWAだからよいでしょう)。
では。