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卯月の初心者さんのための短編作成講義の実況中継?①

昨日即興で書いた『夕方五時のリズム』を読み返してニヤニヤしている卯月です。自分の書いた作品が好きすぎる変態作家。いや、きっとみなさんも自作品への愛が溢れて抑えられないひとたちだと勝手に思うことにします。

今日は、卯月がどのように短編小説を書いているのか明らかにしていこうかと。以前から卯月を知っておられる方にはお分かりになる、消したアカウントのほうに『創作論的なナニカ』でちょっと書こうとしていたアレです。ここから先は執筆歴、カクヨム歴の長いベテラン勢のみなさんにとって得るものはありません。本日も卯月の生存、安否確認お疲れ様です。さようなら!



★★★★★★★

ということで、卯月の近況ノートを読んでおられるか定かではない、これから短編とか書いてみようかなという執筆初心者の方へ向けて進めていきますね。

えー、テキストは昨日投稿した『夕方五時のリズム』です(つまりこのあとネタバレのオンパレード)。これはクロノヒョウさんの企画で書いた作品ですから。他の作者様の同名タイトルの作品がありますんで間違えないように。ああ、もちろんそちらを読んでいただいてもOKです。企画に参加された他の方の作品がどんどん読まれることは卯月も嬉しいです。それにカクヨム界の強者たちがこぞって参加していますから、間違いなく勉強になりますよ。でも卯月のをテキストに進めていくので、まだ読んでない人は目を通してくださいね(フフッ、これでPVが稼げ……、ゲフン、ゲフン)。

まずはタイトルですね。

ふつうは自分のことを知らない読者様の目を引くことに全力をつくすべきでしょう。『なろう系』の長いあらすじみたいなタイトルとか。カクヨムでも総合ランキングを眺めればわかりますが、いまだ健在。でも、あれはネット長編小説には極めて有効ですから卯月は否定はしません。ですが、今回は短編のお話。KACやら短編フェス、いろんな方の自主企画参加用の二、三千字サイズ。さすがにこれで長文タイトルをつけたら正気を疑われるか、大いにウケるかどちらかでしょう。というか激ムズです。

いろんな付け方があるのでしょうが、卯月的にタイトルはその文章の飾り部分を削ぎ落としていった先に残る究極の要約といったものだととらえています。ひとことでいったらコレなんだよねっていうそんなやつ。作品のテーマとかそんなのを表しているもの。作者が自分でそう思うものをつければいいと思ってます。客寄せはカクヨムでは『キャッチコピー』のほうでいいのではないでしょうか。まあ、同一お題の場合は、他の方と被らなければそれだけで読む人はナニかを想像して物語に入ってくれることでしょうから、読後に違和感がなければ成功です。なんであのタイトルってなってしまうと厳しいデス。

今回の参加企画のお題が『夕方五時のリズム』。なんだろ? って思わせる素敵なお題じゃないですか。卯月はこれに惹かれて書こうと思いましたので、まんま採用しました。このタイトルで書かれておられる『強者』の方たちが見えましたので、よっしゃ卯月も被せてやれって気になったというのもあります。つまりこの『夕方五時のリズム』というのを、読まれた方が最後に「たしかにね」ってなれば良いのです。

まず、ふつうに多くの人が『夕方五時のリズム』で想像しそうなことを上げていきます。今回は時間がなかったので卯月はやってません。KACだとこのお題からの連想をA4用紙いっぱいに書き上げます。オススメは「マインドマップ放射思考」。マインドマップ系はPCでもアプリが多くあると思います。それよりもその基本的な考え方を身につけた方が良いかと思います。トニー・ブザンでググれば見つかります。卯月は『人生に奇跡を起こすノ-ト術: マインド・マップ放射思考』の初版で知ってからずっとお世話になってます。

目的は書いた作品のネタ被りを避けるためです。KACでは多かったですねネタ被り。もちろん作者が異なれば切り口も変わりますから別の作品になります。でも、読む方は似たようなものを先に目にしていた場合、ああこういう内容ね、と最後まで読んでいただけるか……。さらに実力ある方とのネタ被りなんて考えるだけでもゾッとします。ですから、連想して出てきた最も遠い言葉を使えないかと考えます。創作のために「考える」というのはここからスタートです。

いわゆる抜きん出た文章力なるものをお持ちの作者様にとっては、こんな地味な作業は必要ないのかもしれません。文章力、表現力でねじ伏せる。うん、かっこいい。

ですけど卯月は違います。例えるなら『Fate/stay night』の衛宮士郎。

知ってます?『Fate』? あれの有名な『無限の剣製』。KACのときもこういった自主企画に参加するとき、強そうな方たちがいる場所に挑むときは卯月は、衛宮士郎になりきります。

以下、『Fate/stay night』より引用。

この体は剣で出来ている
血潮は鉄で心は硝子
幾度の戦場を越えてなお不敗
ただ一度の敗走もなく
ただ一度の勝利もない
担い手はここに一人
剣の丘で鉄を打つ
ならばこの生涯に意味はいらず
この体はきっと無限の剣で出来ていた

Youtubeなんかでも動画が上がってますので詳しくはそちらを。特にその前後のセリフが痺れます。ギルガメッシュ戦で「ニセモノが本物に敵わないなんて道理はない。お前が本物だというのなら、尽くを凌駕して、その存在を叩き落とそう」と。最後の「行くぞ、英雄王。武器の貯蔵は十分か」はなんど聞いても泣ける。

とんでもなく大きく脱線しましたけど、あれです、ニセモノ、模造品のような言葉でも、こつこつ溜め込んで、やり方次第ではベテラン勢さんたちにも肉薄できるのではないかと。日々そんなことを思い、モノ書きにいそしんでいる卯月の考え方の原点があのアニメのシーンにはありますね。

ちょっと脱線して長くなったので、続きは卯月が一眠りして起きた夕方以降に。

需要があるなしに関係なく、短編について思うことを書いていきたいと思います。

では。


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