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「怖い映画…」を書き終えたこと

 2月4日朝6時に「怖い映画を観たら夜を一緒に過ごそう」の最終話を公開しました。

 ちょうど70話で終わりました。
 31万文字。一話平均4000文字超えで、軽く読むには明らかに多過ぎます。6000文字になることもあったし、うびぞお、少し文章に癖があるし。それなのに、最初から最後まで読んでいただけたのでしたら、本当に本当にありがとうございました。途中で投げ出さず、こうして最後まで書き上げられたのは、皆様がうびぞおのやる気スイッチを押してくださっていたおかげです。読んでいただけただけでもありがたいのに、★♡を付けてくださった方、コメントを付けてくださった方、レビューを書いて下さった方、感謝しております。

 カクヨムコンに応募したことで、読んでくださる方も褒めてくださる方も増えました。…ですが、カクヨムコン中、ほとんど読まないで★を付けていただくこともあり、正直、微妙な気持ちになります(苦笑)。いや、ありがたいっちゃありがたいんですけど。そういうのってカクヨムコン8読者選考の弊害だと思いつつ、そういうもんなんでしょうね。ただ、そのおかげで、うびぞおは、「楽しく書いたものを読んでいただいて、その上で褒めてもらいたい」、単純に、それが書く理由なんだと、カクヨムコンに応募して改めて分かりました。
 
 これでしばらく、書く方はお休みします。今は、ネタもなく、書く意欲もありません。お休みが1ヶ月なのか半年なのか、どれくらい長くなるのか分かりませんが、多分、また、何かお話を書きたくなると思います。その時は、また、読んで下さい。そして、できれば褒めてやってください。

 イラストは新しく描くほどの余裕がなかったので、昔描いたカヌキさんとミヤコダさんの線画です。完成したものは、「7月のこと」という近況ノートで公開しています。

 そんなこんなで、うびぞおでした。 
 できれば、また、お会いしましょう。
 ٩( 'ω' )و





◆◇◆◇◆◇

 ここからは、「怖い映画…」後書き後半戦。長いから、読みたい人だけどうぞ。

 なお、お隣編までについての後書き前半戦 ↓
https://kakuyomu.jp/users/ubiubiubi/news/16816927861376758770

 さて、42話でお隣編を書き終えまして、それなりにたくさんの人に読んでもらえて、調子に乗って、長編3作目「あがれッ」を書き始めたうびぞおですが、「あがれッ」のPVが増えず、宣伝をしよう!という情けない理由で、「怖い映画…」の続きを書きました。もちろん、もともと同棲編を書きたいという野望もありました。で、書いてみたら、1か月以上も間が空いた割に多くの人に読んでいただけたので、あー、需要があるんだ、と思ってしまいました。それで、「あがれッ」を3日おきに更新するかたわら、月2話というスローペースで「怖い映画…」同棲編をスタートさせることにしました。

 同棲編を書くのはいいのですが、単なるアフターストーリーにはしたくありませんでした。やはり物語にしたかったわけです。すなわち、お隣編のラストで秋葉のエピソードで最後を盛り上げた(つもり/当社比)ように、同棲編もラストは盛り上げないといかんな、と。
 そこで思い付いたのが、遠距離恋愛でした。遠距離恋愛に持っていくためには、ミヤコダさんがカヌキさんと距離を置こうとする理由が必要で、たまたまミヤコダさんを情緒不安定に書いていたので、それに母娘葛藤をこじつけて、その克服を留学の理由にしました。このミヤコダさんの影の部分については、皆さんがどう思われたのか分かりませんが、それを明らかにした、ミヤコダさんの実家を訪ねる回は♡が多く、受け入れてもらえたようだと安心した覚えがあります。
 で、さー留学から帰ったら終わりだーと思ってました。旅立った、帰ってきた、大団円で3話くらいかなーなんて。ちょうど「あがれッ」が終わる頃で、どっちもあと3話くらいなんてタワゴトを11月の近況ノートに書いていましたわ。でも、そこで気付きます。たった3話で、遠距離恋愛って感じする?しないよねえ。しかも、旅立つ辺りの話で、めっちゃカヌキさんが泣いてるし。これだけ泣かしておいて、次の話で留学終わり!でええのん?拍子抜けしない? はい、うびぞおの中で延長が決定しました。それが、「傍にいないミヤコダさん」5話の誕生です。ところが書き始めたら、ミヤコダさんがいないと書いてても読んでもつまんないんですよ。ミヤコダさんがいないつらさをカヌキさんとは別の意味で感じていたうびぞお。そこで、テコ入れしようと登場したのが、シモダくんです。最初のインターミッションでTシャツくんとして登場した彼を、どこかで再登場させられないかと思ってはいたので、大抜擢することにしました。おかげでミヤコダさんがいない間をもたせることにも成功(したつもり)。さらに駄目押しに飛行域事故までくっつけました(しつこい)。こんだけ盛り上げ(たつもり)ておけばいいだろう、と思ってたら、ミヤコダさんを心配してくださった方がおられて、ごめんなさいと心の中で謝ることになりました。
 長々書きましたが、つまり、うびぞおは、見通しのないまま、かなり行き当たりばったりで話を作って、辻褄を合わせてるだけなのです。きちんとプロットや粗筋を作ってから書いた方がいいのは分かってるんですが、できない…!

 ホラー映画のこと。
 使いたかったホラー映画はまだあるんですが、どうしても、スティーブン・キング原作とか、ジェームズ・ワン監督とか、M・ナイト・シャマラン監督とか、自分の好きな系統の作品に偏りたくなってしまうので困ってました。それでも、同棲編には、ホラー映画以外の作品も出せて良かったです。あ、うびぞおはかなりの映画好きですが、ホラー映画マニアではないです。絶対、誤解されてると思いますが、ホラー映画マニアではありません。ホントだよ!
 そうそう、ダンサー・イン・ザ・ダークとミスト以外にも、ミッドナイトスワンと、レクイエム・フォー・ドリームという映画は、恐怖映画よりもずっと怖い鬱映画だから、気を付けて観てね。

 最後に泣き言です。
 これで、カヌキさんとミヤコダさんとは離れることになります。寂しい。かなり寂しい。ちょっと泣きたいくらい。
 それと、「怖い映画」以上のお話を書ける自信がありません。今は、やり尽くした感で一杯。


 それでは、長々長々、愚痴に付き合って下さってありがとうございました。
 カヌキさんとミヤコダさん、共々、あなたに感謝しています。


うびぞお٩( ᐛ )و

10件のコメント

  • こんにちは。

    執筆お疲れ様でございました。
    自分の大切なキャラと少し離れるって寂しいですね。

    けれど、いつもそばにいてくれますね。

    うびぞおさま、色々とありがとうございました😊
    こちらのイラストも良き💕です。
  • 星都ハナス様

    コメントありがとうございます。
    まだ寂しいなあと感じてはいますが、おっしゃられるように、いつもそば(頭の中?)にいてくれているのだと思います。

    こちらこそ、Twitterの方、勝手にフォローしてしまったのに、フォローバックしていただいてしまい、ありがとうございました。

    自分のペースで文章も絵も続けていけたらと思っています。
  • エンディング・クレジットまで読んで、ここに感想を書こう書こうと思い、随分遅くなってしまいました。


    『怖い映画……』後半戦、凄く印象に残ったのは「睦月 帰ってこないミヤコダさん」のカヌキさんが同級生の姿を見て大人になることを考えている一言と、「今年の夏の終わり 家庭教師」の涼ちゃんがミヤコダさんに告げた一言でした。

    凄くマニアックな部分で申し訳ないのですが、うびぞおさんの綴る何気ない文章は時々私の胸にクリティカルヒットで刺さります 笑


    ちなみに涼ちゃんのバリバリ体育会系な姿も懐かしかったです 笑


    物語としての楽しさもさることながら、不意に現れる心の芯を揺さぶる一言がとても魅力的でした。


    完結おめでとうございます。そして、楽しい作品をありがとうございました。


    ちなみに、私の中でうびぞおさんは正真正銘のホラー映画好きな作家さんとしての印象しかありません 笑

  • 奈央実さま

     コメントありがとうございます。

     後から感想がもらえるかな、と図々しく予想してました(笑)。
     予想が当たって嬉しいです。

     「睦月…」と「…家庭教師」を読み返してみて、ここかな?と思う文章はありましたが、自分では特に意図なく書いたところです(ごめんなさい)。それなのに、何かがひと様に届いたのかと思うと、不思議な感じがします。
     少し違いますが、そういう自分も告白すれば、奈央実さんの「灰色…」に描かれていた月光の描写にいたく感動して、情景描写をより一層重視するようになって、今に至っております。
     そう言えば、書く側、作家の方からコメントをいただいたのは、奈央実さんが初めてで、かなり舞い上がった記憶があります。そこから1年以上、励ましていただいて、本当にありがとうございました。
     次の作品がいつになるのか、皆目見えていませんが、これからもよろしくお願いいたします。

     なお、うびぞおはホラー映画好きであることは否定しませんが、ホラー映画だけが好きなマニアではないので、そこだけは勘違いしないでいただければありがたいです…。「映画通」と見られる予定だったのに、きっと読んでくれたた人たちみんな、うびぞお=「ホラー映画マニア」と思ってるんだろうな、とほほ(遠い目)…笑
     
     
  • うびぞお様
    こんにちは。
    遊びに来ました。
    面白そうな作品を書いていらっしゃいますね。
    映画ですか? 大好きですよ!!!
    語れば、また、圧倒させるほどに、私はいろいろやっています(笑)。
    ダンサー・イン・ザ・ダークを鬱映画と呼べるということは、相当に世代差があるんだろうなぁと、受けました。
    私の頃には、ビョークは、世界的な歌姫でしたから(笑)。
    世界中、悪口が言えませんでしたね。。。

    こんな終活兼就活の変な奴ですが、構って下さい。
    執筆がひと段落したら、また、遊びに来ます^^
    小説が面白そうです。

    怖い映画を観たら一緒に夜を過ごしたいものです。
    恋愛小説。いいですね。

    皆さん、もう、お忘れなのでしょうが(お若くてご存じないのでしょうが)私は恋愛小説の作家だったんです。
    それも純愛。

    では、ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
  • 琴音さま

     近況ノートにようこそ。コメントありがとうございます。

     いわゆるラノベの恋愛モノを書いてます。お口に合うかわかりませんが、時間ができたら、読んでみて下さい。でも、厳しい批評は挫けるから勘弁して下さい(笑)。どんだけホラー映画好きなんだよ、と思ってもらえれば十分です。

     映画は、ホラーに限らず、ハリウッドのエンタメ系ばかり、ぬるくたくさん観てます。ですが、洋楽を聴かないのでビョークの名前は知っていても、歌や人となりはほとんど知りません。なので、私にとって、ビョークは鬱映画の人、ということになります(笑)。

     頭の中と文章が幼稚なだけで、決して若くはないです。
     と言っても、リアルの自分の情報は出さない主義なので、お好きな年齢を想像していただければ。

     琴音さまのことは、さっき、Wikiで調べてしまいました。「やべえ、本当に凄い人だった」と内心焦ってます。申し訳ないのですが、存じ上げませんでした
    (若いからじゃなくて、単に情報に疎いからです)。
     ですが、それはそれとして、余り気にしないで、また読みに行こうと思っております。

     これからもよろしくお願いします。
    ٩( 'ω' )و

     
      
  • うびぞお様
    ありがとうございます。

    超嬉しいです。
    私に☆が来た!!
    ありがとう。❤️❤️

    私の秘密。スクリーム、わかります?あの監督。
    サマースクール(映画の)で同じクラスでした。頭いーけど、あのまんまをクラスで実現させる人でした。怖かった。
  • 琴音さま

    ウェス・クレイヴンとサマースクールってどういうこと?!
    って困惑したけれど、一番新しい「スクリーム」の監督さんのどちらかということでしょうか。
    最初の「スクリーム」がしっかりとリスペクトされた正統派続編で、割と面白かった映画でした。
    その監督を知っている人と知り合えたのか、と思うと、琴音さまも凄いんだけど、カクヨムってなんか凄いところだなあ(笑)。

    そーか。面白いホラーを撮る人はやっぱり怖い人なんですね。
  • うびぞお様
    まずは、💘をありがとうございます。
    話し、わかりませんよね。ごめんなさい。
    監督変わってるんですか?知らなかったぁ(ホラーダメなの、私)。

    そう、ウェス・クレイヴンです。
    高校の時、アメリカの映画学校のサマースクールに通ったら、クレイヴン氏が同じクラスだったんです。で、東洋からの美少女(?)に意地悪ばかりをするという…。

    物が消えるんですよ。で、パッと見直すと、あるの。
    あ、何これ、って見直すと、ないとかね。

    鏡の反射か何かを使ったトリックなのかなぁと思っていましたが、本人、勿論、英語でべらべら弁の立つ人だったんで、敵わなくて…。
    いや、怖い思い出でした。

    「スクリーム」の1は面白かったですよね。
    彼、今、何をしていますか?
    あの「スクリーム」に出てくる、映画キチの男の人みたいだったけど。ハンサムで知的な人ね。どうしてるかなぁ?
  • 琴音さま

    いつ読まれるか分かりませんが、書いておきます。
    自分が困惑したのは、ウェス・クレイヴンが高齢で亡くなっているからです。
    「スクリーム」と「エルム街」を産んだ名ホラー監督の逝去はとても残念に思いました。いつだったかは忘れてしまったので、改めてWikiで調べましたら、2015年に76歳で亡くなられていました。最後の監督作品が2011年の「スクリーム4」だったそうです。
    ご存命でしたら80歳を超えていて、70年代から監督をされていたので、同じサマースクールというのが想像できなかったので、ウェス・クレイヴン監督ではなく、「スクリーム」の5作目である2022年版「スクリーム」を撮った監督さんのことなのかなと思ったというわけです。

    スクリーム1は面白かったです。
    ドリュー・バリモア、一番のビッグネームの女優が最初に殺された時の衝撃!
    映画マニア役の役者さんも今でも映画に出てるみたいですね。そうですか、ご自分を投影したキャラだったんですね。
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