お待たせしました。タイトル通り、新作「その土竜は己の爪を「鋭くない」と隠す」の投稿を始めます。
ダンジョンが生まれた近未来の東京を舞台にしています。
6月28日より毎日18時3分に投稿されるように予約しました。
全23話、12万字のボリュームです。
お察しの通り、「カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト」狙いです。コンテストを通じてより多くの方の目に止まってもらうように、です。
作品の推敲を重ね、ようやく投稿できる段階に入ることができました。この時期は「今できる限りのことをした。面白い作品に仕上がった」という強気な自信と、「独りよがりになってしまった。これでは見向きもされない」と弱気な不安が交錯します。投稿を始めれば、白黒はっきりとつくのですが。
あわせて、「強面男の行進曲」と「夢守」のキャッチコピーと紹介文に少し手を入れています。本文には手を入れていません。新作とこの2作で試行錯誤の沼にかなりはまってしまったので、「普通(?)の定義」は今回見送りです。
最後に新作の紹介文を掲載します。興味を持たれる内容でしたら、読んでいただけると嬉しいです。
新作「その土竜は己の爪を「鋭くない」と隠す」をどうぞよろしくお願いいたします。
#「その土竜は己の爪を「鋭くない」と隠す」
#紹介文
同時視聴者数0。これまでのアクセス数の最高は2桁。
石引伸忠のダンジョン配信は誰にも注目されていない。彼自身、己のことを「底辺ダンジョン配信者」と呼ぶ。
でも、実際は、自由な「ソロ探索者、猫(ヤマネコ型モンスター)付き」。ソロゆえに、パーティメンバーには邪魔されずに、気ままにダンジョンに潜る。地上に戻れば、行きつけの居酒屋で一杯ひっかけ、美味い料理に舌鼓を打つ。それと、アイドルへの推し活をする日々。
一方で、過去のトラウマに悩まされ続けてもいる。
そんな彼が推しアイドルで亡き親友の妹と再会した時、変わり映えしない日常は軋み音を立てながらも少しずつ変わり始める。