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小説の書き方を知りたい件についてーその2

仕事が一番忙しいタイミングなのに急な体調不良で休んでしまいました。
まあ昨日のうちに死にかけながらいろいろやっておいたから大丈夫なはず! だ!
でも動けるようになってきたから、明日は行かないといけないんだろーな〜。
などと考えているダメ社会人の碧馬(あおま)です、どーも。

前回のプロットの話はSNSから結構(当社比)ご回答いただきまして、たいへん参考になりました。
ありがとうございます。

今回はキャラ作りについて、つらつらと。
皆さん、どんな風にキャラを作っていらっしゃるのでしょう?
それこそ無数のパターンがあると思いますが、ぜひ聞かせていただきたいです。

私は今ちょっと苦戦中の新作で、ようやく出来上がったと思ってたキャラが「よく考えたらこいつ、背負ってる重い出生の秘密に対して特に苦労してないな!?」って気がついてプロットの練り直しを迫られているところです。自分に。
結構キャラ設定いろいろ考えとくほうなんですが、それがストーリーときちんと結びついてなかったという残念な事故です。
あんまり時間がないのに!

さて、外に出してないキャラのことを話してもしょうがないので、いげるのことでも少々。
……彼はそんなに悩まなかったので、あんまり書くことがないんですけどね。

郵便の歴史の展示を見たときに、明治時代だかでサーベル持ってる郵便屋さんの絵があって「戦う郵便屋さん……おもしろい」というところがきっかけです。
つまりキャラが先に立ったケースですね。
名前を決めて、ビジュアルを決めて(主要人物は一回絵で起こすことが多いです)、いくつかセリフを書き出して。
セリフは口調や性格や考え方が反映されるものを考えます。
一人称も結構だいじ。
いげるは「我(われ)」という割りと変な一人称なので、これ決めたあとはキャラのアイデアは湯水でしたね。
ひとつ強烈な柱を決めると作らなくてもポンポン出てくる。

ただ、いげるの強烈さを引き立たせるために周囲の人間は普通にしてしまったので、その後ヒロインとして出ずっぱりになるまこねが弱く…。
いや、この子は普通でいいんだけど、読み手が感情移入できるようにもうちょっと掘り下げるべきだったかなーと反省しています。

ちなみに「〒いげる〜」の場合、キャラの名前は「ありそうな名前をちょっとブレさせる」というコンセプトでつけてます。
一文字くらい違えばよくありそうなのに、くらいの。
そして音だけ聞いたらなんとなくカッチョエエ? みたいな。
それでまったく意味がない、という。

名前に限らず「うっかりすると一瞬かっこいいと錯覚する」というのは、いげるの話を書いてるときのポイントです。
なぜなら、それがすごく馬鹿馬鹿しいから。
ゆうらぎとか、かなりはっきり「美形」とか書いちゃってるんですが、私これシリアス作品のときは絶対やりません。
描写で美形と感じてもらう手法をとります。
これだけ直接的に書くのは、彼の残念さを際立たせるためだったりします。

まあ、作者の意図どおりに読者の方々が笑ってくださったかどうかは謎ですが……。

ではまた。



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