カクヨムに初めて投稿した創作怪談『逢魔ヶ刻』をお読み頂きありがとうございます。(あとがきから読む人もいるかも知れませんが)
元々、怪談が好きで、以前よりどこに発表する当てのない怪談を、趣味でちまちまと書いていました。
このお話は十年くらい前に書いたものをベースにしています。今回カクヨムに投稿するに当たり、改めて内容を見直し、大幅な変更を加えました。
舞台を大戦末期にしたのは、物語的に現代よりも少し古い時代、戦前や戦時中辺りが相応しいように思えたからです。
主人公の修一は母方の伯父をモデルにしました。
修一とその家族の境遇や暮らしぶりについては、伯父や母から聞いた話を、記憶している限りそのまま描いたつもりです。
当時のより詳しい農村での生活や時代背景については、評論家の西尾幹二氏の『わたしの昭和史1』がたいへん参考になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
なお、作中に登場する化け物は、「ヤマコ」という猿に似た妖怪をモデルにしました。以下にそのリンクを貼っておきます。
https://chinki-note.blogspot.com/2018/04/yamako.html?m=1拙いお話でしたが、楽しんで頂けたなら幸いです。