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【レビュー御礼】山田とり様、K-enterprise様

みなさまこんにちは!

「廃線カフェ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330669495652973
に、山田とり様と、K-enterprise様から
コメントレビューをいただきました。ありがとうございます!


◇山田とり様
暇すぎるカフェへのご来店、まことにありがとうございました。
登場人物にヤカンを入れてくださったとり様は、わかってらっしゃる。今作のメインヒロインのひとりです。
私が声高に主張しなくても、登場人物の心の機微をつかみ取ってくださるのが、本当にありがたいです。

そしてこの話に「湿度」を感じて下さったことが何より嬉しい。
かけっぱなしのヤカンからの、湿った空気が満ちたカフェ。雪解けで外から染み入ってくるような湿度。
空気って表現できるものかな、というチャレンジがひとつ達成された心地です。

さて、とり様は
しゃべろうか、他人の言葉で
https://kakuyomu.jp/works/16817330648222465232
を連載中です。

【確かに彼らはそこで生きている。呼吸する音が聴こえる】
主人公の各務(かがみ)くんは、無名の声優さん。
売れっ子というわけではないけど、副業しなきゃいけないほどでもない絶妙な売れ具合。
表情筋をあまり使用しないタイプの青年で、自分の中には自分の言葉などなく、いつも誰かの言葉をなぞっているだけだという思いに囚われています。
そんな各務くんなので、自分から積極的に誰かに深く関わったりしていくことは無く、基本は周辺の人間が起こすアクションによって物語は動いていきます。

この物語は、とにもかくにも人物描写が抜群にうまい。
どのキャラクターも立体的で、魅力的に映る光の部分と、濃い影の部分を併せ持っています。
途中、各務くんの周りの人間関係がこじれてくるのですが、読むうちにあまりに彼に思い入れすぎて、説教してきた女性キャラクターに本気でイラっとしました。
これは物語なんだと俯瞰できなくなるほど、リアリティがある人物に会えると思いますので、ぜひ。



◇K-enterprise様
ご褒美レビューありがとうございます。
私は「お手伝いしてくれたからご褒美よ。お母さんには内緒ね」と祖母が夕飯前にくれたお菓子を連想するかなっ!(ふむ、清純路線はやや苦しいな)

ここで言うK様の「ちょいと高級な珈琲」が、ゲイシャコーヒーなるもので、芸者さんが淹れてくれるコーヒーではないということだけは皆様にもお知らせしておきますね。検索したら目玉が飛び出ました。
そんな優雅なコーヒータイムに、私の作品を読んでくださって、何だか自分まで高級な気分になりました。K様の一年が善きものになりますよう、祈念しております。

レビュー最中に閑話休題するわ、ひろげた演繹法投げ捨てるわ、ふふっと肩の力が抜けました。
「な? 自由にやりなさいよ」とイケボで囁かれたような気持ちでいます。

ラストの一節につきましては、今年前半のうちに何らかのお知らせができるよう頑張ります。
書籍化も映像化も、待っていても誰もしてくれません。ならば自分でできそうなことをやったらぁ!という決意表明だけ、ここに。

さて、K様は
願いが二人を分かつまで
https://kakuyomu.jp/works/16817330664623768976
を書かれています。

【呪いからの解放を希う。だって、愛しているから】
これは、レビューするなら間違いなくネタバレありにチェックの作品なので、読んでみてください。以上、ぜひ!

その後でちょっとお酒でも飲みながら、感想を語り合いたいんですよ。
恋人と生まれ変わっても出会いたいか、永遠の愛はあるか。あるべきなのか。

K様の物語は全般的に、読んだ人の感想を聞きたいと思う作品が多いです。
パーツは過不足無く全て開示されるのですが、この部品をどう組み立てるのが正解かまではハッキリしないことがある。あそびと想像の余白が残されている気がするのです。
きみの好きに組み立ててみたらいい、それも正解だよ。みたいな。

感想合戦ならばいつでも受けて立ちますので、ぜひ。


【御礼ノート定型文】
作品紹介文は、作家様のご希望があれば、コメントレビューとして上げさせていただきたいと思います。

過去に掲載した分も対象ですので、コメントレビューに載せてもいいわよという方はコメント欄にてお知らせ下さいませ。
「ここのネタバレは控えて」とか「もう一声ヒロインへの感想を加えて」などのご要望にも極力沿いたいです。
※ただし、思ってもいないことは書けません。
よろしくお願いいたします。
【定型文終わり】


短編を多ジャンルで上げた効果か、初めて来訪してくださる方が増え、傑作にゴツゴツ出会っております。カクヨムコン最高ですね!

8件のコメント

  • うふふ、限定ノート界隈、Kさまのレビュー、月子さまのお返事……!
    最後のタグ、やはり!!

    この短編は「序章」、あるいは「メイン」。

    脇を固める豪華なシナリオの数々が既に……何でしたっけ、インバウンドでうっはうは?何か違うにゃ、温泉掘ったら石油当てちゃう、絶対違う。幽霊さんに呪われちゃうガチホラー?エンジェル瑠美ちゃん大活躍エンド?

    まあ、普通にこの麗しくも何も起こらない雰囲気で、続編でもいけそうですよね。長編化。

    うにゃー、楽しみー!(とか言ってダッシュで逃げる)
  • ひかげねこ様
    限定ノートのやりとりを知るネコがここに紛れ込んでおるな……?
    うむ、おもしろいので全部採用したい!
    まず何はともあれシナリオを書くとこから始めなきゃいけないんですが、その前にカクヨムコンテストの短編を書いて、お天気次第を書き上げて、身軽にならねばなりません。
    ネコ神様、オラに(執筆する)元気を分けてくれ……っ!
  • やっほい、ご紹介ありがとうございます。
    あのレビューは、読んですぐに「書かねばッ!」と思わせた月子さまのお力によるもの。そしてヤカンさんの吐き出す湯気にあてられてのものです……あの子、女性だったんですね。

    「しゃべろうか」のコメントレビュー、ぜひお願いします。完結してからでもいいんで。13日最終回で、14日までライト文芸部門のレビューキャンペーン中です! ほぉらレビューしたくな~る。
    内容はどうぞお好きに。こちらに書いて下さったそのままでも本当にありがたいです。煮るなり焼くなりしちゃって下さい。

    「廃線カフェ」長編化、します?
    月子さまの現代物文芸、読みたいな(o^-^o)
  • とり様
    ええ、あのヤカンは確かに雌でした(悪い顔)
    コメントレビューのお許しありがとうございます。しかもキャンペーン付きだなんて、お得っ!!
    今日中にあげさせていただきたいと思います。

    廃線カフェは長編化せず、複層化させたいと計画中です。その結果、現代文芸からは遠ざかるかもしれませんが、そこはご愛敬で。
  • 「……好きな人を好きでいるために、その人から自由でいたいのさ」by諸星あたる

    カクヨム内では、この様な心境で暮らしています。
    もちろん好ましい作家さんであったり、培った交流だったりというフィルタは間違いなく存在します。
    ただ、互恵関係バイアスは、創作物に対する評価にとって客観性の担保を損なってしまいます。
    迎合、忖度、手放しの賞賛。
    欲しい評価は常に良い評価を求め始め、甘えの図式は堕落に繋がり、星の数だけを求めてしまう。
    なので、そういった同調圧力や義務感から自由であるべきだと思います。

    建前終わり。
    本音始まり。

    そりゃあ月子様ほどの実力者にこれほどまでに的確に評して頂けた内容をレビューに書いて貰えたらそりゃあ嬉しくて踊りますがべ別に武士は食わねど高楊枝を気取っているとかそんなわけないんだからね!
  • K様
    なんと、諸星あたる君の心でございましたか。るーみっくわーるどは今も色あせない。

    相互関係バイアスが創作物の評価の客観性を損なうというのは、仰る通りだと思います。
    褒めてくれた人は、好きになっちゃうから、好きな人の書いたものは、より良くみえる。単純な公式で、抗いがたい心の動きです。

    私が同町圧力や義務感のカゴに捕らわれぬよう、K様がずっと気遣ってくださっていること、とてもありがたく思っています。
    伝わっております、たぶん、ちゃんと正しく伝わっております。
    ありがとうございます。

    で、レビューの件なんですが、今回書いたのはK様の作品全般に対する感想なので、願いが二人を分かつまでのレビューにはならなそうなんですよね。
    そしてあのお話を、ネタバレチェックでレビューするのは、なんかちょっと違う。
    今回紹介した内容で載せても、いいといえばいいのかなぁ。とにかく作家様に興味を持ってもらえたら、それでレビュー成功ですもんね。

    ちょっと明日までお時間ください。今回カクコン短編に参加していて、先に紹介させていただいた他2作の方にレビューすることも含めて考えてみます!
  • こちらでは初めまして。紹介の件について自分のノートの方に返信しましたので連絡をば。(ノートでのやりとりって通知が行かない、ですよね?)
  • 八軒様
    こちらでは初めまして!
    お知らせをありがとうございました。
    近況ノートで返信通知が行かないの、なかなかに不便ですよね。

    作品コメントと違って、何度でも書き込めるのは良い点なんですが、作者からの返信機能はコメントと同じようにならないのかなぁ。
    「お返事する気はあるんですぅ!」って、仕事から帰ってPCデスクに直行していることがあります。
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