こんな短い期間で、再びレビューの御礼ノートを上げられるなんて、うひょひょの月子です。
「スローライフは延々と。」
https://kakuyomu.jp/works/16817330668105629734にカイエ様から
「さらば愛しき姫よ、英雄は旅立つ」
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330668192008486に幼縁会様、綾森れん様、K-enterprise様からコメントレビューをいただきました。
ありがとうございます!
このたびもまとめてのノートになり、結構な分量となりました。
スクロールの準備はよろしいでしょうか。
では、参ります!
◇カイエ様
懐かしい、知ってる光景だと表現していただけたこと、とても嬉しく思います。
極力装飾しないように書いたのですが、カイエ様はきっと、文字にしなかった背景や風を読み取ってくださったのでしょうね。
そっけなくなったのは、センチメンタルに駆られて書くと、猛烈にテレるからなんですよ! それを可笑しいと表現して下さって救われます。
ファンタジー界の便利なスローライフのイメージに、少しは食い込めたでしょうか?
それはそれ、これはこれ、と綺麗に分けられたような気もします。
さて、カイエ様は
庭にはいつも、ちよろずの落ち葉
https://kakuyomu.jp/works/16817330652867269415というエッセイをお書きになっております。
こちらでは田舎臭さの無い、少しハイソな香りすら身にまとう少年カイエ様と会えます。
とはいえ幼年から少年期には、結構な悪ガキエピソードも多く「自分もやったわ」とうなずいてしまう話がきっとあることでしょう。
さらに、製菓製パンの勉強のためにフランスに留学していたという異色の経歴、極貧のバカンス旅など、華やかなのか苦しいのか判断できない思い出の数々を覗き見ることもできますので、ぜひ。
◇幼縁会様
利己的な選択と愚かな選択が折り重なった結果、何故か国が救われるという、どうしてこうなった的ストーリーラインを目指して書いてみましたので、触れて下さってありがとうございます。
アンの裁きに滲んだ複雑な心境も、感じていただけて嬉しいです!
さて幼縁会様は
元現役JKと行くアウトローなダンジョン生活
https://kakuyomu.jp/works/16817330667475139175を連載中の作者様です。
開幕から血まみれのディストピアに放り込まれたような感触が味わえるこの作品。
ダンジョンがあるばかりでなく、危険な魔物が地上へも這い出してくる世界。崩壊が進み、人間の生活圏が狭まる終末の様相に心を掴まれます。
自称「華のJK」の伊織ちゃんが、戦闘の心得も無いのに危険なダンジョンに落下。すぐさま命の危機に陥った彼女の前に現れたのは、機械の義手を持つ少年で……。
現在10話まで公開されているこの作品、のっけから不安になる雰囲気を醸し出している伊織ちゃんが、最高に気になる!
一番の見どころはバキバキにカッコイイバトルシーンですので、ぜひ。
◇綾森れん様
短編だから、思いっきりやっちゃおう!というストーリーでしたが、うまいと言っていただけて照れます。ありがとうございます。
書き手としての技術……無いものを盗めと言われたら、ルパンも困惑することでしょう。
でも、せっかく読者様の大切な時間をいただいているのですから、楽しかったな、と思っていただけるものが書けるよう精進いたします。
クライマックスに感動していただけて、とても嬉しかったです!
さて、綾森れん様は
スキル『マクロ』で術式自動化して定時上がりしていた聖女ですが、サボりと誤解されて解雇されました。後任の方は倒れたそうですが、若き宰相様に愛されて、秘書として好待遇で働いているので戻りません
https://kakuyomu.jp/works/16817330655342236004の作者様です。
こちらは既に完結済みの作品ですが、カクヨムコンに参加されているようですので、ご紹介を。
スキル【マクロ】を使い、忙しい聖女の仕事を効率化してきたミランダが、仕事が早すぎると神官長から難癖をつけられて解雇されてしまうところから始まる物語です。
あーそういう上司、ウチの職場にもいるわぁと思ったあなたは、作品へGO。上司の代わりに神官長がコテンパンになって、溜飲を下げてくれること請け合いです。
そして、捨てるアホ神官長あれば、拾うイケメン宰相あり。ミランダの能力を認めて評価しつつ、仕事の能力だけでなく彼女自身を求めてくれる侯爵様とのラブもしっかりご用意の、隙の無い構成となっておりますので、ぜひ。
◇K-enterprise様
純愛、悲恋、裏切り、横恋慕、逃避行、断罪
それだ!そういうタグをつけるべきだった!姫の寝室のドアに気をとられている場合ではありませんでした。
広げた風呂敷が畳まれていると仰っていただいて、とても嬉しいです。広げるのはあんなに楽なのに、畳むのは毎度本当に難しい……。
愛の伝道師K様に、これは初見とまで言わしめるほど、騎士とアンの心はもつれました。
この恋で死んでもいいと、炎のような激情を一時胸に宿すことがあっても、静かな熾火を抱えて生きていく時間の方が、人生では圧倒的に長い。
着せられた英雄のマントの下で、騎士がアンを想う時、それがほのかに暖かければいいなと願って筆を置きました。
さて、K-enterprise様は
Vrexecuter 仮想世界の執行人
https://kakuyomu.jp/works/16817330667910300544の作者様です。
こちらは前回ご紹介した、カクヨムWeb小説短編賞2023に参加している作品のうちのひとつです。
戦闘シーンからスタートするこちらの作品。そぎ落とされた表現から、なめらかにキャラクターたちが動き出します。執行人はシニカルな笑いを浮かべて淡々と仕事をこなし、ついに今回最大のターゲットに接触。交渉をもちかけてくるターゲットに、執行者の答えはいかに。
仮想世界にフルダイブできるような時代が近づく中、ヴァーチャルとの付き合い方は刻々と変わりつつあります。
あなたの仮想世界観に一石を投じる作品であると共に、鮮やかな読後感はまるでプロの犯行ですので、ぜひ。
最後までスクロールして下さった方、ありがとうございました!
カクヨムコン効果なのか、新しい作家様にも出会えて、とても充実した日々を送っております。
同時に光速で通知ログも流れておりますので、アレっ、月子どうした!?ということがありましたら遠慮なくノートなどでお知らせくださいませ。
また、末筆になりましたが、昨晩某所(オンライン上)で書き手様たちの集う忘年会に参加させていただきました。
普段は作品→作家様の順に知っていきますが、今回は作家様→作品の逆順で辿らせていただくことになるので、何だかとてもワクワクしています。
会場の常連様方、新参者を温かく迎えて下さって、まことにありがとうございました!