どうも、成井露丸です。
表題の件、昨日、結果発表がありまして、僕の渾身のコメディ作品
「私の教授がエロラノベ作家なので卒業しちゃってイイですか?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885413330 は、最終選考止まりとなりました〜。受賞、書籍化ならず!残念!
スマートニュース×カクヨム「連載小説コンテスト」<受賞作が決定しました>
https://kakuyomu.jp/contests/smartnews_contest/result ちょっと、期待感で頭の中の妄想が大きくなりすぎていて
「嗚呼、落選なら凹んでベッドに突っ伏してしまうだろうなぁ」
と思っていたのですが……、けっこう、大丈夫でした。
いろいろ、ありますが、まぁ、近況ノートなので、そんなにパラグラフ・ライティングなんて、気にせずに、いろいろ書きましょう。
一つは、落ちてる作家さんの方が圧倒的に多くて仲間意識!?
ちょっと不謹慎かもしれませんが、ポジティブな意味なのでスミマセン。ツイッター上で、実は、中間選考通過作家さんのリストを分かる範囲で作っていたのですが、みなさん、それぞれの仕方で、落ち込んだり、残念会したり、次に向かおうとされていて、なんだか、すごく仲間意識(?)を感じました。
実は、職業柄、結構、同じ立場の人とこういうイベントを分かち合う体験は極めて少なく、なんだか、一緒に執筆頑張る仲間(ライバル)が出来たような感じで嬉しかったです。
二つ目は、そもそも、冷静に考えて、最終選考に残るということ自体が大変名誉なことだったということ。
一月に執筆を再開したときは、むしろ、その昔、小説執筆を諦めた理由となった、自分の物語創造に対するクリエイティビティへの自信の無さ、文章執筆に関する描写力や文芸的センスの不足に対するコンプレックス、などがズッシリと背中にのしかかっていました。中学生時代から、これまで短編等で、思い切って幾つかの賞に応募してみたことはあれど、一次選考に通るなどということも全くなく。「小説は才能が無いから諦めざるをえない」というのが20代で出した「結論」でした。
でも、果たしてそれは「証明された結論なのか?」というのが40歳が迫り、人生の折り返し地点が迫った僕に突きつけられた問いだったのです。
このスマートニュース×カクヨムコンは、そんな僕に「そうじゃないかもしれないよ?」と、教えてくれた初めてのコンテストだったということです。明らかに、僕は、次のフェーズに進めました。
――可能性はゼロじゃない。才能はゼロじゃない。だったら、何処まで行ける?
三つ目は、いろんな人と知り合えたし、作品を読んで頂けたことでしょうか。「コンテスト中間選考通過作品」および「〜作家」というラベルを頂くことによって、いろんな人と絡みやすく、読んで頂きやすくなった気がします。やっぱり、創り手は作品によってそのキャラクターが理解されるべきもの。読んで頂く中で「成井露丸はこういう奴か」と、知って頂き、ツイッター上でもいろいろとお話出来る人が増えた気がします。
一月の上旬に、「超ぼっち」の中で、少数の高校の同級生以外誰もしらないPN成井露丸で「なろう」&ツイッターを始めた、冬の寒かった時期の事を思い出すと、こんなに、ツイッター上やカクヨム上で、いろんな人と交流を持てているのが別世界のようです。
しかも、書籍化されていたり、受賞経験のある、作品も読ませていただいて尊敬すべき点を多く持っておられるWEB作家さんたちと絡めるのは、なんとも楽しいですね。飢えと渇きに少しずつ、何かが染み込むようです。
そんなこんなで、応援や、慰め、慰労のメッセージも沢山いただきました。
いつも応援してくださる、祥之瑠于 @sho-no-roo さんにおかれましては、慰めのファンアートを「私の教授がエロラノベ作家〜」の登場キャラクターで書いてくださるという、なんとも作者冥利に尽きるプレゼントをいただきました。(ありがとうざいます!)
https://twitter.com/tsuyumaru_n/status/1012696649259409410 ご縁が無く、選には漏れましたが、そもそも、今回のコンテストは編集部とのマッチングを図るようなものでもあり、そもそも作品の優劣が客観的に決まるわけでもありません。(創作において、そもそも、客観的な優劣なんて付けるの無理ですしね)その意味で、この落選は特に僕が「私の教授がエロラノベ作家〜」の面白さに疑問を抱く切っ掛けには、全く、なりませんでした。――つまり、僕は変わらず自分の作品を信じている。
相変わらず、「私の教授がエロラノベ作家〜」の物語、中に出てくる登場人物達はサイコーだと思っていますので、未読の方は是非、これを機に(落選を機に?)読んで頂けたら嬉しいです!
ほとんど落選と同タイミングで、ツイッターで、読んでいただいた方から、「いや〜面白かった!」とツイート頂き、思わず「エヘヘ」となりました。
https://twitter.com/keituredure/status/1012531109190557696 ちなみに、最期に、落選理由に関して、思い当たる節がありますので、参考のために共有しておきます!
ただし、あまりに初歩的過ぎて、きっと皆さんの参考には全くなりません(コラコラ)!というわけで、二点ほど!
……本当に初歩的過ぎて、「おまえ、よくそれで、中間選考通ったな〜」というところなのですが……。
★その1 コンテスト主催の「プライム書籍編集部」が「Lエンタメ」をこのコンテストで求めていることを全く理解していなかった。
―― “Learning”(学習)をイメージした造語「L- エンタテインメント小説」(略称:「L -エンタメ」)を基本コンセプトとして、知識や経験的な学びの要素をもったエンタテイメント小説作品の企画編集を行なって参ります。
と、なっていて、実は、今回のコンテストは、そういう作品を求めていたらしいんですね。実は、投稿終えるまで気付いていませんでした……。規定の30話まである作品ならなんでも良いと思ってた……。
いやー。やばいっすね。コンテストそのものの前提条件を読んでいなかったという。
実は、「私の教授がエロラノベ作家〜」が大学を舞台にしていて、時々、専門知識がブチ込まれてきて「お?そういう意味で『Lエンタメ』なのか?」と思って頂けた方もおられるかと思いますし、また、編集部でも選考時はそう思っていただけたんじゃないかなぁ、と思いますが……、それは全くの「偶然」です。
そもそも、エロラノベ作家の教授という、話は、タイトルにパンチのあるワードをぶち込みたかったのとギャップを入れたかったからで、大学の先生になって、卒論というテーマになったから、学問的要素が自然と入ってきたということなんですねー。コメディ作ってたら勝手に出てきたという。というわけで「Lエンタメ」書いているという意識は全くなかったです(白目)
★その2 30話で一旦完結という推奨条件をウッカリ見落としていた。
――推奨仕様 作品全体のストーリーが、30話にて一定の区切りとなっていること。
と、応募要項にあるのですが、これに「全く気付いていませんでした!(爆死)」
……投稿の最終日になるまで……。
なんで見落としていたのか……。
まぁ〜、見落としていなくても、うまく30話で終わるようにコントロールするなんて技巧は、僕にはまだ無かったわけですが……。プロットと文字数の関係や、話数の関係が未だに予測できない私……。
とりあえず三十話投稿して、コンテストに臨んだわけでございました。
読んでいただいた方ならわかると思いますが、三十話と言えば、ちょうど、鴨井くんが現れて、柊ケイコにディスられるところまでですね。
(全然「一定の区切り」ついてねェーーーッッッ!!)
そんなこんなで、まぁ、それでも中間選考を通して頂いたのは感謝感謝でございまして、実際、これで大賞や優秀賞を取ろうものなら
「あの、『推奨仕様』はなんだったんだッ!?」
ってことになっちゃったことでしょう。うん。
もちろん、この世界、それでも「圧倒的に面白い作品は、それらを飛び越えて捻じ伏せる」ということはありますが、流石に、そこまで、僕は自惚れてもおりませぬ。(すみません、妄想の中では、ちょっと自惚れてました)
というわけで、受賞された
大賞「ゲームティーチャー「斉藤太」の鬼畜プロゲーマー調教講座」ゆあん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885147534優秀賞「哲学研究室の午後」草野なつめ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883986803 を見ますと、ともに、ちゃんと、これらの仕様を満たされていたわけですね〜。そういう点も含めて、最終選考通過出来なかったのは納得納得。
逆に、「よく、中間選考通ったな……」とも思うわけですねー。
☆学んだコト☆
コンテストに応募する時は応募要項をよく読んで作品を書きましょう。
――当たり前ヤァァァーーーーーーッ!!!(卒倒×2)
でも、結果的に、30話で終わること無く、75話まで書き切って、下吹越エリカ始め、登場人物たちに充実した生と時間を与えることが出来たので、総合的には満足なのです!
もともと、30話で完結するお話じゃなかったので、75話まで書くことができて、僕はこの作品のラストシーンに出会うことが出来たので、満足なのです。
――「虻蜂取らず」ッ!
なんだか、朝から、書き始めたら随分と「近況ノート」を書いてしまいましたが、これからも作品を書いていきますので、変わらぬ応援をよろしくお願いします。
コンテストで言えば、次は「サイバーセキュリティ小説コンテスト」
https://kakuyomu.jp/contests/cyber_security ですね。僕の最長タイトル作品、
「最先端技術ストーカーな女子高生(親友)から美男子(幼馴染)を守れるサイバーセキュリティって、それ私じゃん!」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885585284(……長過ぎるので #最サバ くらいに略そうかな?汗)
「私の教授が〜」で出したコメディ色を更に行けるところまでイッてみたら、どうなるのか、女性一人称で、ちょっと尖らせてみようとしている作品です。
傍から見れば「エタりかけ」てるように見えますが、「エタらない生き方」こそ、成井露丸の生きる道ですので、かならず再起動して、8月末までには最後まで書き切ります!
ちょっと、あまりに、仕事の執筆とかが立て込んでしまっていて、どうしようもなく首が回らなくなってしまっていましたが、きっと、7月下旬くらいから、#最サバ の方も投稿していけると思います(信じています!)。
これからも、よろしくおねがいします!