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宇治の橋姫と土蜘蛛退治(『平家物語』『源平盛衰記』「剣」)

『平家物語』『源平盛衰記』ともに「剣」の内容は同じらしいです。
現在出版されている『平家物語』の「剣」からは頼光の土蜘蛛退治と宇治の橋姫の部分は削除されてます。

内容は、頼光の土蜘蛛退治は、頼光がマラリアに罹って寝込んでいると怪僧が襲ってきたので膝丸で斬った(なので、このあと膝丸は蜘蛛切と改名した)。

綱の宇治の橋姫の話は、頼光は綱を使いに出した。
綱はその帰り、夜中に女性が一人で歩いているのを見かけて声を掛け、送ってほしいと頼まれたので馬の後ろに乗せてやった所、美女が鬼になって綱の髪を掴んで愛宕山に向かって飛び立った。
綱は空中で頼光から持たされていた髭切で鬼の腕を切って北野神社の屋根の上に落ちた。
安倍晴明に神社に七日間籠もるように言われた所、六日目に義理の母親が訊ねてきた。
そして鬼の腕を見せてほしいと言われて見せた所、義理の母親に化けていた鬼は正体を現し、その腕を持って空を飛んで逃げていった。

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