改稿について②〜エピソードがまるまる二つ、文字にして5000字が吹っ飛ぶ大改稿を実施しました〜

お疲れさまです!戸浦みなもです。
前回に引き続き、改稿についての近況報告になります。それでは、しばしお付き合いくださいませ。


今回、改稿を行ったのは「神に触れしは鎖の少女」という作品です。改稿前のバージョンはこちらで確認できます。
https://novelup.plus/story/285570919(リンク先ノベルアップ)

それでは、まずは1話目から。


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【1〜2話、「つかんだ手首」について】
「つかんだ手首」はプロローグにあたる部分です。この物語をガールミーツボーイの話として捉えるのであれば、ガールがボーイにミーツする部分でもあります。ここをいかに魅力的に書けるかで、読み進めてくれるかどうかが決まる大事な箇所。しかし、実はこのプロローグの後半部分で最初の離脱が出ていました。

考えられる主な理由は三つ。

〈Before〉
①主人公が何者なのか(名前、属性、考え方)が分からない。よって、主人公の行動や未来に興味が持てない。
②弓丸が藍果にしていた、守り刀の説明が複雑すぎる。よって、読み手が疲れてしまう。
③地の文が全体を通して硬く、装飾的で分量も多い。よって、緩急がついていないため、どこを集中して読めばいいか伝わらない。

これらの問題が解決されれば、その分の離脱は防げるはずです。そのため、以下の改稿を行いました。


①「主人公が何者なのか(名前、属性、考え方)が分からない。よって、主人公の行動や未来に興味が持てない」について

〈After〉
・主人公が何者か、ということについての開示をできるだけ早くしました。旧verでは親友(瀬名)が出てくるまで主人公の名前は伏せられていますが、新verでは主人公の自己紹介を1話時点で行っています。以下は、開示した情報の例です。

▷苗字, 下の名前, 通っている高校の名称, 学年(属性), 主人公が背負っている過去の明文化

なお、旧ver では以下のタイミングで開示されていました。

・苗字→12話(第一の敵キャラ登場時)
・下の名前→3話(親友の初登場時)
・通っている高校の名称→12話(第三のキャラ初登場時)
・主人公が背負っているテーマや思想など、物語の中心的な部分→色々な話数に点在していた、序盤では分からなかった

今回の改稿では、ここを改善した形になります。

★さらに!
この改稿で[主人公が背負っている過去の明文化]を行った副産物として、 物語の中心的なテーマを1話目で示すこともできました!

この改稿では〈伝わりやすくすること〉に重きを置いているため、この副産物がいい方向にはたらいています。今後は、このあたりも意識的にコントロールできるようになれると良さそうですね。
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思ったより長くなってしまったので、このあたりで一旦切ろうかと思います。ではまた、次回更新時に〜!📝

(おまけ)
実は改稿後、カクヨムの現代ドラマジャンルにて、約三日で週間360位→89位まで上昇しました! そういう意味でも、いい改稿ができたのかなという手応えです✨これからも常に学びの姿勢で頑張っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします🙏

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