今回は「改稿について」のお話です。しばしお付き合いくださいませ。
ここ最近、多くのフィードバックやアドバイスをいただく機会がありました。それにつきまして、まずはありがとうございます。
自作「神に触れしは鎖の少女」は、女子高生の主人公が神様と出会い、様々な妖怪の退治に同行していく中で、トラウマを乗り越えるという話になります。そこに、ミステリ要素や人間ドラマを盛り込んでいるという形です。
以前から、特に序盤について、「改稿、しなきゃな……」とは感じていました。ですが、改稿に取り組んだとして、
【ちゃんと後半の話に接続できるのか】
これが不安で、なかなか取り掛かれていませんでした。
しかし先日、ある作家の先生にプロットを見ていただける機会があり、改稿について相談することができました。そこで、このようなお言葉をいただいたのです。
「プロになったら改稿は当たり前ですよ!」
「それはもうじゃんじゃんやっちゃってください!」
「パズルみたいな感じ。ここを変えたらこことここを変えなきゃって、プロの人は頭の中に話の内容とポイントが入ってる。そういうのみんなできますから。どんどんやってみたらいいと思う」
それが最後の一押しになって、私はやっと大改稿に踏み切りました。また、プロットについてはとてもGOOD!という評価をいただくことができ、大変勇気づけられました。(S先生、ありがとうございます!)
改稿くらいで大袈裟やねん馬鹿馬鹿しい、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも私はワナビー手前のひよっ子。細かな改稿はもちろんしていましたが、今回の改稿はエピソードの一つくらいは簡単に消し飛びそうなほどの大手術になるだろうと踏んでいました。
「もっといい感じにならんのかい」とずっと思っていた〈瀬名の失踪〉が起こるまでのもだもだダラダラした序盤。離脱も出ていたこの部分に、やっと思いっきりメスを入れることができたのです。
ここで背景情報を一つ。
この作品は、「公募に出すこと」が第一の目的ではありません。今後、公募に耐えうる長編づくりができるようになるために、まずは自分の中のひな形として、まずは一本つくってみようという取り組みです。そのため、webに載せて離脱の状況を確認したり、他の方に読んでもらったりしています。
少なくとも今後4〜5年は修行期間とし、その後10年くらいは色々頑張ってみて、もしも嫌になったら一旦離れて、またやりたくなったら再開して、というような感じで創作と向き合っていくつもりです。今すぐデビューしたいんだ!とかではなく、今後もコツコツ続けていくことを一番に考えております。
どうか先輩方におかれましては、生温かい目で見守っていただければ幸いです。
ではでは、②へと続きます。