ようやっと以前の状態に戻ってきました。9月からは新しい職場環境でまた頑張ることになります。そんなわけでメンタルもほぼ落ち着いて創作活動も再開しています。
私事ではありますが前述の通り転職が決まりまして、そんな自分にご褒美を送ることにしました。以前からアンティークの腕時計が好きで、今回もお値ごろ価格のものをと物色してみたものの、国内流通しているものはどれもお高い。以前ならば数万円で入手できたようなものも最近は軽く十数万円、これではいくらご褒美でも奢り過ぎです。ということで、海外オークションを見繕ってみました。
するといい感じのがあるじゃないですか!
ドイツのメーカー、ユンハンス社の1953年の手巻きモデルです。ブルズアイと呼ばれる同心円状のデザインで、実は私はこのデザインに思い入れがある。それでひと目惚れして即入札、見事購入できたわけです。そのお値段は4万円、ご褒美にはちょうどよい価格です。そして今日、その時計が海を渡って無事に届いたわけです。
早速開梱、金張りのそれは思っていた以上の美品で年代物の割にほぼ無傷、ムーブメントはJ82/1、当時のユンハンス社がクロノメーター認定をされた系統です。いよいよゼンマイを巻き上げ……ん、なんか手ごたえに一抹の不安が。それでも巻き巻きして時刻を合わせて、よし無事に動き出しました。これでしばし様子を見ましょう。
ところが、2時間もすると止まってしまう。巻き上げが足りなかったかとさらにゼンマイを、そして時刻を再び合わせ……それでも2時間ほどでまたもや停止。おいおい、雲行きが怪しくなってきたぞ。
そんな試行を繰り返すこと3回、もうね、ダメですな、こりゃww
出品者は技術者の確認の下、動作に問題なし、なんて記載していましたが、おそらくちょこっと確認しただけでしょう。完全にダメダメです。
さてどうしたものか、7日以内なら返品可能です。全額ではないけど返金もされるようです。でも返品はせずに折を見て修理してみることにしました。デザインに惚れたわけですし、まあ、夜店のおもちゃみたいなもので、こういうこともひっくるめて楽しむのがアンティークだったりします。
と、まあ、情けないやら笑えるやらのお話でした。
ちなみに近況ですが、2年半以上停滞していた「うちのエルフが、どーもすいません」の第三章、異世界編がようやっと完成、以降は舞台を現代に戻しての展開になります。こちらの公開時期については只今検討中です。
そしてこちらも時間を要している男の娘探偵の第二弾、メンタルも戻って執筆再開しています。
とにかく作者は復活しました。これからの展開にご期待ください。
※せっかくなので件の時計の写真を載せておきますww
抱腹骨董弥栄!