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(習作)についての釈明とか弁明とか……

 去る2024年2月18日、1本の短い作品を公開しました。それは(習作)と銘打った3000文字程度の掌編で以前に構想したプロットの冒頭部分に前日譚を付け足したものでした。

 弊方は2008年1月からカクヨムにて作品の公開を始めましたが、その記念すべき第1作が「生垣」なるホラー短編、そして長編の第1作が「よもぎ☆スピリッツ」という20万文字超の作品でした。(こちらは2022年にブラッシュアップ版を再構成して公開しています)
 で、今回の掌編ですが、実はその「よもぎ☆スピリッツ」を構想する前に構想した、ほんとにほんとの初作品の抜粋なのです。
「モコ・あ・モコ」、それが構想途上でとん挫した作品のタイトルです。今回の習作ではその冒頭部分に作中の序盤で語られる前日譚を無理やりくっつけて仕上げたものです。そしてその作品の構想はこんな感じでした。

 多忙な独身サラリーマンが住まう部屋にメイド姿の女の子が現れる。彼女はモコと名のるがそれは彼が以前に飼っていた猫と同じ名だった。
 甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるモコだったがそれらひとつひとつが彼の実家における流儀に倣っている。どうやら彼女が言う生まれ変わりというのは本当のようだ。そして彼の下にはまた別の生きものの生まれ変わりがやって来る。
 ところが彼の周囲では彼以外にも生まれ変わりを名乗る者が現れていた。

 登場するのは猫に加えてヤモリ、コガネムシ、犬などなど、そんなキャラたちが織りなす非日常的日常のストーリー、と、ここまではよかったのですが、とにかく初めての創作のため気ばかりが早ってしまって結局は収拾がつかなくなって……なんてことになってしまいました。
 そんなわけでこの作品はもやもやした思いでお蔵入りとしたのですが、その後にできあがったのが猫の生まれ変わりに代わって幽霊がやってくる「よもぎ☆スピリッツ」だったわけです。

 なお、今回公開した件の(習作)は以前にどなたかが主催された書き出しコンテストのようなイベントに参加したことがあります。多くはありませんが好感を得た感じでした。それならば、と、ちょうど男の娘探偵の長編を公開し終えたタイミングでしたし(習作)ということで冒頭部分のみではありますが公開してみた次第です。
 さて、この作品を今後どうするかについて作者は何も想定しておりません。いつか見直したいとは思っているのですが……。

 そんなわけで、中途半端な作品ではございますが覗いてやっていただければ作者は嬉しいです。(何しろ公開1週間で3PVですのでww)


(習作)モコ・あ・モコ ~ および、その前日譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330653523320183


※公開後、カクヨム様にて猫の日イベントのお知らせが。せっかくなので参加してみたことは、ナイショです。


習作公開弥栄!

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