• 現代ドラマ

「オリーブを咥えて。」吉岡咲編について

 毎度のことながら、私の拙稿をお読みいただきありがとうございます。少しずつではありますが、読者の皆様から温かい感想をいただける喜びが日々の励みになっています。

 さて、吉岡咲編はいかがだったでしょうか。この編は各編の中でも描かれている時期が最も長く(約3年)、Ltd.Ⅴが初めて表舞台に姿を現す2020年12月20日までを描いたものになっています。咲の感情の変化を描くのが難しく、白咲真己編とは違い構想段階のものよりもかなり紆余曲折した感がありました。
 メインテーマとなる「アイドルとは何者なのか」は、この編の中では結局最後まで明らかになることはありませんでした。しかし、黒馬央司が言い続けている「アイドル戦国時代終わらせる」という目的の趣旨が、何となく見え隠れする、そんな編になっています。ではその先にある答えは何なのか、それは咲と一緒に確かめてもらえればなと。

 この編は柊樹②と時期が被っており、柊樹②を読んでいただくことで黒馬が咲にこだわる理由がひとかけらだけでも掴めるのかなと思っています。

 最後に、この物語はフィクションのため、COVID-19は存在しない世界線を辿っています。しかしながら、時系列に対してかなり神経質なつくりをしており(特に執筆時点で経過している時期)、そこにも興味をもっていただけたら嬉しいなと。

 長くなりましたが、どうかこれからも「オリーブを咥えて。」を宜しくお願い致します。本職の関係上、各週投稿が間に合わず隔週投稿になってしまうことも度々ありますが、素人の実力不足故であることを大目に見ていただけたらなと。もちろん私も猛省し、日々の精進に繋げていく所存であります。
 

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