轟イネです。
色々と書いているのですけれど、創作ばかりだと疲れてしまうので趣味的な文章も書いておこうという箸休め的な、羽休め的な息抜きの文章です。
ゲーム『Have A Nice Death』の感想です。
このゲームのジャンルはアクションローグライトですね。ローグライトではありますけれど、正直なところ、引き継ぎ要素は薄めです。
基本的に「鎌使いの死神」を扱って、色々な敵を倒してエレベータで次のフロアへ向かい、落ちている魔法やマント(MP消費ではなく、クールタイム消費の技)を集め、ランダムな呪い(デメリットがある代わりに自身への永続バフ)を選んだり悩んだり、回復アイテムを探したり、などしていくアクションです。
まず、大枠の評価点を。
面白い。横スクロールのアクションとしての完成度は高い。
この手のゲームにありがちな「敵に接触するだけでダメージ」がないのも良くて、敵がしっかりと攻撃してきたのを躱せばかなり自由に動けます。
ローグライトとしての「その場その場での最適装備、呪い選び」が楽しい。
また何よりも鎌を使って、スタイリッシュに動く死に神を操るのが嬉しい。
アクションゲームって「動かしていて楽しい」が大事ですよね。鎌大好きな私ですけれど、死に神っていう設定がより動かしていて楽しいを実現しています。
難易度は楽しめるくらいで、簡単すぎず、難しすぎず、です。
私はこのゲームにお話を書く合間の息抜きを期待していました。
かなり良い。
ちょっと面白すぎることが難点かもしれません。ついやっちゃうので……
良い点
・ローグライトとして引き継ぎ要素が強すぎない。
引き継ぎ要素があんまりにも強いと拍子抜けしてしまいますよね。
その点、このゲームは何度も挑んでお金を引き継ぎ、そのお金で装備をアンロックする形式です。
逆に言うと(たぶん)これくらいしかできません。
装備強化もできるのかな? 私はしていませんがクリアは何度も可能です。
これ、じつは難易度の自力調整にもなっています。
強い装備だけを解放して、弱い装備を解放しなかったら、めちゃくちゃ簡単に強くなれるゲームにもできます。
私は調べるのが面倒だったので、名前が格好良かったり、説明が好きそうなものを優先的にアンロックしました。
アンロックできそうなものは目についけば解放していきました。
めっちゃ弱い装備塗れになった時期もあります。
そっちのほうが弱い武器も出て、より探索の面白みが出るのでちゃんとゲームのぜんぶを味わいたい派にも優しい。
・難易度がゲームごとに変わるので飽きづらい
このゲーム、わりと強い装備、弱い装備の差が激しいです。
強い装備の場合、敵の攻撃を余裕を多めにとって避けながらAボタンをポチポチしているだけで無双できます。
え、それって面白い? と思われるかもしれませんけれど、ローグライクやローグライトの醍醐味は強い装備での無双も含まれますからね。
これはこれで大味で強さに酔えて楽しいです。
一方、弱い装備の時も良いんですよね。
ちゃんと慎重に相手の動きを見て、避け、隙をみて叩き込む。弱い装備も当てづらい、運用しづらい、当てても威力が弱い、みたいなどれかひとつのデメリットが大きいだけで、メリット面はどれもあります。
そのメリットを上手く押しつけようと工夫して戦うことになります。
この慎重に必死に本気で遊べる、のも楽しい。
あえてリスクを踏みまくって、強敵にあえて挑んで、強引に強い呪いを得て勝利を目指す……とか。死にゲーとしての側面を堪能できるので弱い装備回も楽しいんですよね。最悪、装備ガチャをしても良いんですけれど、装備を拾えるフロアに行くことが弱行動(良い武器を拾えねば無駄になりますから)なのも良い塩梅。
・世界観が良い。
過労の死に神が働かない従業員をぶちのめして働かせる、という世界観が緩くて、けれども死に神という雰囲気があってよろしい。
階層を進んでいくゲームなのですが、管理部門が「死因」になっていたりと世界観への拘りもあって良いです。
とはいえ、私はアクションしたいので基本的に世界観も台詞も飛ばしまくりです。が、雰囲気作りにクリエイター側が誠実なのでずっと雰囲気は味わい続けられます。
雰囲気が良いってゲームにわりと重要ですね。
私は『ディアブロ』とかめっちゃ好きなんですけれど、ずっと死体とかゾンビとか臓物とかみていると……ちょっとキツい日があります。
あの暗い世界観がたまらんのですけれど、明るいバージョンの『ディアブロ』的なのもほしいですよね。今のところ、名作のハクスラ系はグロ系が多いか、クオリティーが担保されていなかったり、ちょっとシステムが私好みではなかったりですから。
ずっと続けるのなら、これが効いてくるわけですね。
私は『バインディングオブアイザック』も好きですけれど、うんちがあんまり好きな要素ではないので……ちょっと長時間遊べないんですよね。下ネタは好きですけれど、汚い系のは、ちょっと……私の感性が悪いだけなのですがね。
・アクションが良い。
鎌もいくつか種類があって、動かしていて面白いです。
また魔法もマントも設定がエフェクト、技の使用感が格好良いんですよね。炎を放つだけの魔法でも格好良いし、複雑な魔法陣みたいなのを出す魔法も(弱いけど)使っていて楽しい。
どんな技かな、と楽しめて良いんですよね。
・呪いを選ぶ楽しさ
呪いはスキルツリーみたいになっていて、赤(直接攻撃)・青(防御系)・緑(魔法系)のバフを取っていくとより上位の同系統バフが取れるようになります。
これを選ぶのが楽しい。
今回は魔法がカスだから赤バフにしようかな、とか。
また、あるていどの呪いにはデメリットもあって「デメリットがあるけれど、今、魔力管理が厳しいからMPアップのバフはどうしてもほしい」とかの選ぶ楽しさがあるのが素敵ですね。
メリットだけではない、が良い選択の味になっています。
・やっぱりローグライトって楽しい
死ねば全ロス。
これだけ聞くと悲しいのですけれど、ひとつの装備を得るために何十時間、とかはないんですよね。ワンゲームごとの籤を引くようなもの。
また、強い装備でも下手だとロストしますし、弱い装備でも頑張れば勝てます。
ある意味、装備に依存しない面白さ。
せっかくの強ビルドを失うリスクに本気で遊べる、というメリットが勝っています。あと弱いビルドで全然駄目な時、これでこの無能どもとおさらばだ、と清々したり。
リスクがあるから、本気になれる、はローグライク系の長所ですね。
・操作が少ないので動かすこと自体に面倒が少ない
複雑な操作があるってメリットにもなりますが、息抜きで遊ぶ分には辛かったりもします。
このゲームはスティック移動、「Yで鎌攻撃」「Xで拾った武器1の使用」「Aで拾った武器2の使用」「Bジャンプ」「ZRダッシュ」「L回復」
くらいです。
一応、必殺技もあるんですけれど、それも「ZL押しながら好きなボタン」なので使いやすいです。たまにしか使いませんしね。
直感的にかちゃかちゃできるのが、息抜きゲームとしての強みです。
・敵がほどほどにうざい
簡単すぎると飽きちゃいます。
かといって難しすぎると息抜きには厳しい。このゲームの敵は全員がほどほどにうざいくらいです。
敵の種類は正直、多くはありません。
が、ローグ系のゲームで敵のバリエーションが多いと敵の個性を伸ばすため、対策アイテムみたいなのが必要になってきたり、特殊な動きを強要されたり、とじつはローグ系では「敵が多い=正義」ではないんです。
どの装備でも練度と慎重さで勝ち得る、のバランスに寄与しています。
逆に難点
・フロアクリア時のロードがちょっと長い。
エレベーターで移動している、と表現するのは感心しますけれど、繰り返せば怠いだけですからね。ここはちょっと難点です。まあ、深呼吸タイムとしましょう。
・雑魚敵を倒すメリットがない時が多い
このゲームでは雑魚敵を倒すと低確率でアイテムがドロップします。回復アイテムとか、一時強化アイテムとか、お金とか。
これが厄介でして、低確率なんですよね。
多くの敵は倒しても何も落としません。
これが困る。倒したらたまにアイテムが落ちるので倒さないといけないけれど、基本的にリスクをとって倒しても何も落とさないのがガッカリです。
改善してほしいレベル。
お金で魔法を買ったりする道中ショップ要素があるので、商品の値段を引き上げてかわりに毎回せめて小銭はドロップするようにしてほしいな……
無視して進むには、リソース管理が肝であるローグ系でその可能性を捨てるってゲーム性への反逆ですし。
・移動がちょっと
各フロアがそこそこ広い一方で、死に神さんの速度は爆速ではないのでちょっと移動しているだけの時間が発生します。
そこはちょっと退屈ですね。
かといって爆速移動ができると難易度が低くなりますし、敵がウジャウジャ過ぎるのもテンポ感を損ないますし……まあ仕方がないです。
ちょっとですしね、言っても。
・アスレチックフロアがあまり好きではない。
これをやりたくて遊んでいるわけではない、と感じてしまいます。好きな方、たまには味変が良いんだよ派もあると思われるのでこれは好みです。
私は基本的に選択肢に出てきても選びません。
もしかしたら極めたら超楽しいのかも……? 二度くらいで選ばなくなった(その上、ぜんぶ失敗)のでここを評価する資格は私にはありません。
けれど、難点だとは思ったので一応は表記しておきます。
他、悪い点はとくに見当たらないですね。
強い装備が強すぎるのも、それはそれで「引けた! 勝ち確!」の楽しさがあります。パチンコ大当たりみたいな感じです。
ちなみに私はノーマルモードしかやっていません。
理由は……さっき難易度アップの方法を知ったからです。私的には解りづらかったです。ずっと「ここは何なんだ?」と思っていたのですが、横にスティックを倒してみたらデバフ状態でゲームを開始できる、と出ました。
知っていたらこっちだけやっていたのに!
そんな感じの『Have A Nice Death』、面白かったのでやってみてほしいな。
人によっては良い装備を拾えない回は難しすぎる、となるかもしれません。それでも呪いガチャを引きに行ったり、リスクを取って装備ガチャをしてみたり、超慎重に立ち回ってみたりでどうにかなる(少なくともノーマルでは)ので息抜き、暇つぶしには最適と見ます。
このタイプのゲームはハマったらしばらく遊んで、飽きたら類似系のゲームへ(ハデスとか)にもハマりやすくなるのが良いところでありリスクでもありますね。
まだプレイ時間は30時間ほど。
ワンゲームはクリアまでいくと結構かかります。が、私は各階層のボスを倒したら休憩終わり、みたいに使っていますね。
とても楽しいゲームですよ。