• 異世界ファンタジー
  • 恋愛

【機甲少女】ようやくクライマックス手前

朝方の予約投稿で、木曜に投げる分まで一緒に投げてしまいました(挨拶)。
後で気づいていったんひっこめました。すみません。

ともあれ、しばらくぶりの「機甲少女」「フィギュア」同日投稿となりました。
近況ノートもしばらくぶりですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか、いつもながら拙作にお付き合いをいただき、感謝に堪えません。正直、現状は読むほうがまったく追いついていなくて申し訳ない限りです。


さて。「機甲少女」
ようやくメルリィの回想が終わりました。何でこんな長くなったんだ。
回想シーンは短くまとめるが鉄則の現代web小説界隈においてありうべからざる長さです。すみません。ほんとはこんなはずではなかったのです。

「追想」のうち③~⑤は、本来一話にまとめるはずだったエピソードでした。
しかし書いてるうちにぞりぞり長くなってゆき、「あ、これ一話は無理だ」ということで二話に分解。
さらにぞりぞり書いてゆくにつれ「…いかん。二話目が長すぎるわ」となって最終的に三話に分割しました。

トータル1万5千字です。
私的には「こんなもんかぁ」(序破急の単位としてちょうどいいかも?)というくらいですが、カクヨムだとこれを一話はだいぶんあれなやつです。

メルリィの回想にずーっと登場する《人形工匠》エクタバイナ、当初の想定ではまったく登場の予定がない人物でした。
第五工廠の《人形工匠》ということで名前だけ決まってたんです。起動実験の責任者ということで。

メルリィの過去は本来まったく別のものを考えていて、マスター殺しの機甲人形としてひたすら周囲から嬲られいびり倒されるといった暗澹たる物語を考えていたのですが、

――いや、これ書いててまったく面白くないし、読んでてもきつそうだな。

ということで急遽方針を変更。
メルリィの過去エピソードを全部一から作り直しました。50話あたりを書いてた頃だったと思います。

《人形工匠》エクタバイナのキャラクターや容姿に至っては実際に最初の回想(56話)を書き始めた段階でようやく固まったという有様で、最初の方のいくつかのやりとりを決めた段階でおおよその傾向が決定。
仔細は書きながら埋めてゆき、56話終了時点で回想におけるだいたいの段取りが固まりました。いきあたりばったり極まれりです。

遠野は、書き始めるにあたっておよその流れは決めておくのですが、これが書いてるうちにだんだん整合が取れなくなったり描写や前振りが足りないところが見えてきてしまい、その段階で逐一エピソードを足したり流れを変えたりということを繰り返すため、中盤あたりの展開が当初の予定からごろっと逸脱するのが常態です。

「機甲少女」に限って言うと、一章はまだおおよその予定どおり進められたのですが、それでも当初の予定とまったく違う流れになったところが少なくありません。
なにせ当初の予定通り進んでいたら、トリンデン卿は一章のうちに登場していたはずでした。当時はトリンデン卿キャラも本編とは大分違っていて、もうちょっとくらいはうさんくささの薄い公爵さまでした。

あらためて、《人形工匠》エクタバイナ。
私的にはけっこうお気に入りのキャラになったのですが、果たしてこちらが読み取ってほしいなぁと思うアレコレを伝えられる形で書ききれたのか。正直不安は多分にあります。

遠野は個人的に「提示された要素を用いて、当初に提出された結論とまったく異なる――或いは真逆の――結論を導き出す」という展開がたいへん好きなもので「追想」の⑤はそういったことをやってみましたという次第でした。似たもの主従で。
頭よさげな展開が好きなくせにさほど頭のいい方ではないので多分にアレですが、きちんと必要な情報を提示できたか、そのうえで結論の逆転をきちんとできていたか。

気になるところです。
よろしければ教えていただけると嬉しいかもです。あ、ダメっぽかったらどうかひっそり教えてくださるとありがたいです。


「フィギュア」のほうは次々回更新あたりで一区切りです。
だいたい六章ないし七章くらいでの完結を想定しつつ、こちらもちょっとずつ書き進めています。

そんな塩梅で。
本日はこれにて失礼をば。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する