マシュマロありがとうございます!!!
ネタバレ配慮してないので、下記をお読み中の方は、読了後にご覧いただけますと!
『音楽』のゆるふわではない春
https://kakuyomu.jp/works/16816700427684214007/episodes/16818622173105187667頂いたマシュマロ
https://x.com/mch_yrhw/status/1914339402635157791(リプに繋げております)
朝目が覚めて、まっさきにマシュマロがたくさん降ってきてることに気づきました(笑)
思わずスクショしました。嬉しい!
今回も丁寧に思いの丈を綴って頂きまして、ありがとうございます!
自分たちを苦手だと思ってる【スミス】に絡みに行く、あのバディ(笑) やりそ~~!!
小話の方で三人が顔を合わせる回もやってみたいですね(笑)
【スミス】の胃が痛くなりそうだし、なんで【スミス】がバディを苦手にしているのかも書けたらなと思います。
それほど大層なもんではないですが、ちょっと理由があります。
『兄ちゃん』のくだりの補足というか、完全に裏側の話なんですが(笑)、
「キャスケットを被った少年」を探している彼に「俺がその少年です」と明かした、というシーンなんですけども、
彼は一人っ子で、弟はいない設定でして。
で、「自分の弟」を名乗る完全な不審者に対して、「そうは言っても子どもらしいし」と警告が鳴る中で探していためっちゃいい子だったわけです。
なので隊長もあそこまで打ち明けた上で逃げて欲しいと伝えた…という感じでした。
逃げてくれるといいのですけどね。
個人が憎いわけじゃないんですよね。国としての在り方というか、その文化や考え方が許せない。
ただその文化や考え方って、やっぱり個人の根底には存在していて、『個人』単位ではその影よりも、その人と培った関係性や信頼が上回っているだけで。
だからここの切り分けや括り方って、非常に曖昧だったり繊細だったりするんだろうなあと、今回書いてて思いました。
そしてメインイベントとなった『ドール』と『花束』ちゃんたち。
強めの圧(笑)が来てますが、そうです! 別の『存在』です!
『花束』が隊長に向けて問いかけた答え、『花束』はもちろん肯定を期待していたわけです。肉体のない自分にも、あなたと同じ命があるのだと。
で、隊長の方はあのーいつもの朴念仁というか、無駄に理論的なところがアレして、「命って殺せるしな…でも『ドール』や『花束』たちを殺すってどういうことだろう??」みたいなことが、頭をよぎるわけですね。
目の前に存在している『花束』を何ものでもないなどと言えるわけもなく。『ドール』と同じわけでもなく。
そして辿り着いた答えが、本文の内容でした。
「在っているのだから、確実に言えることは、存在を否定することはできない」という。
それが、自分と同じ命かどうかはさほど意味が無いのかもしれないね、て言葉でした。
『作戦』で九官鳥が言っていた「花は花であるだけで美しい」という言葉を、やっと腹に落とせたのでした。
長かったね。だいぶ遠まわりをしてきましたね。
この「存在」(自我)というものは、じゃあなんなのかって話が、『有識者』との話になっていました。
小話は読まなくても本文に影響はないようにしているところなのですが、
読んでくださっている方にはさらに楽しんでもらいたいと思っているので、頂きましたリアクションに満面のニコニコが炸裂しておりました。
楽しんでもらえて嬉しいです!
今回、書き進め方をちょっと変えており、起承転結の起・転結から書いて承をひたすら書き進めたのですが、伏線を計画的に仕込むことができたような気がしてます!
『カナリア』との関係を、この先でちゃんと説明できるように努めます…!
今回のテーマはこの2つのお話でした。
自分の中で、かなり長い年月をかけてぼんやりとですが考えてきたことでもあったので、やっと物語の形にできて、そういう意味でも『春』は大事な回となっておりました。
毎回隅々まで楽しんでいただけて、本当にありがとうございます!
『アーティファクト』は、お察しの通り『レトレ』たちが日々の生活の中で、「こんなのあったらよくない?」とか、「なんか面白いもの思いついた!」みたいな、本当に「無くても死なないけど、あったら豊かなもの」みたいな感覚で作ってる作品なんです。
ただそれがあまりに有用過ぎるものがあって、ぐっと方向性が変えられて兵器に転用されてしまう。
包丁を、美味しい料理のために使うのか、人を殺傷するために使うのか、て話なんですね。
自分たちがそれを使って彩ってきた日々を知っているから、九官鳥は『オブジェクト』を見て非常に不愉快であるのです。
そんな『オブジェクト』を時に、自分も提供しているところも含めて、ですね。
ただまあ、結構気軽に人の認識を弄ってくるものを作っているので、『レトレ』も大概危ない存在であることも確かです(笑)
そういえば、今まで具体的に形のある『アーティファクト』って、そんなになかったですね。
『ベルガモット』もよく紅茶の形で出てきたわけなんですが、紅茶ではないんですよね(笑)
紅茶に混ぜ込んだ何かなので、形はなかったですね。(自分の中では、香りのついたお砂糖のイメージはありました)
『ソリーゾ』のように物として目に見えるものも、形のない思想的なものまで幅広くあるのかもしれないです。
だいぶ彼らは豊かな日々を過ごしていたんですね。
今回、前回からもゆるやかに続いている関係性の変化の中で、バディや副隊長自身も変わってきていることを示唆していました。
ご感想でも頂いているアルパカの「ここにいても、いいよ」はまさにそこで、これまでだったらあの場面では、隊長を行動不能にしても相棒に隊長を任せたはずなんですよね。
でも『迷走』からの隊長の行動や選択を見てきた彼は、隊長をただ保護するものではなくて、隣を歩く存在とちゃんと認識してきた、という言葉だったのでした。
ちょっとでも傷ついたら消えてしまうのではないかという不安感を、払拭できた。傷つけても、自分がどうにかできる、という自信でもあるかもしれないです。
Xでも少し触れましたが副隊長についても、改めて隊長の不安を見逃さず、自分の想いを隊長へ直接伝えたのがラストのシーンでした。
汚染なのか、本心なのかは、彼にとっては重要じゃないんですね。今そこにある自分と相手が、一番大事なのです。
前は九官鳥を介して隊長に伝わっちゃってましたらね(笑) 今回ちゃんと自分の言葉で伝えられて良かったね!
読み返していて思うのですが、最初からここまでずっと副隊長の根本的なところって変わってないのですよね。
感想③で挙げてくださったやりとり、自分も書いてて楽しかったシーンや、重要な意味を持たせた言葉です。
隊長自身も、逃し続けた自分の痛みを、ちゃんと回収しに行くようになりました。
痛みは余計なものだけではなくて、抱えて持っていくものでもあるんですよね。
友だち同士のようなやり取り、これまで部下・上司、同僚の範囲でしか関係性のない隊長に、「友人たち」の関係性が拡張されるのと、ゆるふわコンビの方も「自分と相手」以外の平等な相手というのが生まれている感じです。
言葉にするとなんだか堅苦しくてアレなんですけど、学校でわちゃわちゃしてる雰囲気のようなものが漂っていたら嬉しいですね。
それからアルパカの『兵器』の理由について、お察し頂けて嬉しいです!
アルパカの貴重な(?)破壊衝動をそのまま貫いた流れでした。恒星の内部のようなエネルギーですね。
あのアクションを、バディの任務の最後に行っていたのでした。今回もドロドロになったのだと思います。
全力でご覧いただけたのだなと熱量が伝わって来るマシュマロ、本当にありがとうございました!
まだもう少しだけ物語が続いていきますので、ぜひ最後までよろしくお願いします!