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ようやく完結させることが出来ました

 先日、拙作『霧絵ミルイと物語の神隠し』が完結しました。
 書き始めてからおよそ四、五年くらいかかったでしょうか。あまり達成感や満足感というものは感じられていませんが、ひとまず完結させることが出来てよかったと思います。
 これも未熟で遅筆な私の作品を根気強く待って応援して下さった方々のおかげです。本当にありがとうございました。

 しかし一作書くのに五年というのは、時間がかかり過ぎだなぁと自分でも反省しているところです。
 そもそも何故こんなに時間がかかったのかというと──表現の一言一句にこだわり続けたからというのもあるのですが──やはり一番の理由は、毎日の忙しさとそれにともなうモチベーションの低下によるものが大きいのだろうと思います。
 また、自分にとって「物語」に対する向き合い方が変化してきて、小説、映画、漫画、アニメなどの「物語」そのものに飽きてしまっているような、そんな創作者としての危惧も抱いております。
 それでもカクヨムに登録し、書きためていた本作の途中までを公開してから完結に至るまで、半年ちょっとの時間ですんだのは、やはり応援して下さった皆さんのおかげです。
 改めてもう一度、本当にありがとうございました。

 今後も諦めず、時間はかかっても『物語』を書き続けていきたいと思いますので、気が向いたらまた読んでいただけたら幸いです。






4件のコメント

  • まずは完結おめでとうございます。
    先ほどラストまで読んできたところです。
    最後の小鳥遊さんとの会話のシーンは圧巻でした。ミルイの消えた謎、能力の秘密、小鳥遊さんの想いと主人公の想い、そういったもろもろが日常の景色と溶け合いながら何とも言えない迫力がありました。

    5年の執筆はさぞ大変だったと思います。とてもデリケートな展開ですし、内容もまた複雑に入り組んでいましたから。
    しかし物語と融合・侵食する感じ、ミルイをはじめ様々なキャラクター達、祭りの光景の描写など、いろいろと印象深い物語でした。

    ということで何はともあれ、めでたい完結!
    書ききった自分にはご褒美を上げてください!

    とても楽しい物語でした!
    ではまた。
  • なんと四~五年とは! それだけひとつの作品を大切に扱い、長きに渡り向き合える宵待さんに敬服します。
  • 祭人さん、いえ、ただ遅筆なだけです(苦笑)
    理由は上記のとおりなのでここでは書きませんが、執筆中はただただ蜃気楼の先にある目的地へ這い進んでいるような気持ちでした。

    何とか完成させねば、という思いだけで、書いていて楽しいなどという余裕はなく、ほとんど苦行でした(苦笑)

    では何故そこまでして小説を書こうとするのかという問いには、私の大好きな「二階堂」のCMが答えてくれています↓

    https://youtu.be/-DasW3fuFeM

    結局、これに尽きると思うのです。

    願わくば死ぬまで創作者でありたいと思います。
  • 「誰かの為ではなく、自分の為でもなく」というのがいいですよね。ぐっと来ます。
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