先日、拙作『霧絵ミルイと物語の神隠し』が完結しました。
書き始めてからおよそ四、五年くらいかかったでしょうか。あまり達成感や満足感というものは感じられていませんが、ひとまず完結させることが出来てよかったと思います。
これも未熟で遅筆な私の作品を根気強く待って応援して下さった方々のおかげです。本当にありがとうございました。
しかし一作書くのに五年というのは、時間がかかり過ぎだなぁと自分でも反省しているところです。
そもそも何故こんなに時間がかかったのかというと──表現の一言一句にこだわり続けたからというのもあるのですが──やはり一番の理由は、毎日の忙しさとそれにともなうモチベーションの低下によるものが大きいのだろうと思います。
また、自分にとって「物語」に対する向き合い方が変化してきて、小説、映画、漫画、アニメなどの「物語」そのものに飽きてしまっているような、そんな創作者としての危惧も抱いております。
それでもカクヨムに登録し、書きためていた本作の途中までを公開してから完結に至るまで、半年ちょっとの時間ですんだのは、やはり応援して下さった皆さんのおかげです。
改めてもう一度、本当にありがとうございました。
今後も諦めず、時間はかかっても『物語』を書き続けていきたいと思いますので、気が向いたらまた読んでいただけたら幸いです。