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天哮丸戦記の騎馬鉄砲について

はい、もう少しです。もう95%ぐらいのところまで来ました。
もう少しおつきあいいただければと思います。

しかし、前回の伊達政宗のところ、皆様がどう思ったかが気になりますね。
この作品読んでくださっている方なら、「まあ、フィクションだからねー」で笑って理解してくださると思いますが、伊達政宗が最新兵器の馬上筒を七十丁も贈るなんて、まずありえないことです。

更に言えば、そもそも、騎馬鉄砲は存在しましたが、実際にはこけおどしで大して役に立っておりません。突撃しながらだと一発しか打てないですしね。鉄砲隊の高速移動が主目的なら話は別ですが。
そもそも、馬は非常に臆病なので、馬上で当時の火縄銃を打つなど本当にできたかどうかすら疑問です。

ですがまあ、何度も言っている通り、この作品は歴史小説でもなければ昨今流行りのリアル系時代小説でもなく、あくまでエンターテインメント第一のライト時代小説ですので、面白さ重視で馬上筒を出しました。
車懸りの陣を出した時と同じです。
さて、あと十回ぐらいですかねえ。城戸礼次郎の最後の戦い、どうか見届けてやってください。

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