新作『玄武拾いました』ですが、元々話の発端はX(SNS)です。
馬路まんじ先生がスローライフ小説を書いていて話題になっており、ほんじゃま私もいっちょ書いてみようかなとなったのが、これです。
まずこれが思い付き。
最初、主人公の設定は学生でしたが、蓬莱島に行く理由がなかったので会社員にしました。
まあ、譲も巻き込まれ型になりましたが、彼の場合は「今の会社を辞めて楽になりたい」という動機が存在したので、これでよし。
同様に、初期設定では玄武は夏の田舎の畦道に転がっていたのですが、夏の田舎だとお前それもうスローライフの舞台じゃねえかとなり、アーケード街となりました。
亀の甲羅に関してですが、今思うとジョジョの第5部のスタンドですね。
書いてから気がつきました。
古代インドだったかの世界観にある、亀の背中に象が数頭乗って、さらにお皿のような我々の住む世界が支えられてる、みたいなのがあったと思いますが、どっちが先かは分かりませんが蓬莱島もルーツ的には同じのようです。
主人公。
書き直すというか、連載させるならもうちょい、キャラクターを濃くしたいところ。
ブラック企業勤務なので、仕事の内容にもよりますがチンピラ風というか、反社的な格好というか、そういうのにするとか。
中身はあんなんのままで。
今のところ「思ったより手先が器用」というセコい特技が有力な設定です。
もうちょっと何とかならんか。
蓬莱島。
上の主人公と合わせて、入山しないままある程度カスタマイズ可能。
分かりやすく言えば指で山の形やら海岸線を変えたり、魔物の類を指で潰したり、ミニチュアの家を置けば補正で入山時にはちゃんと住める家になってたり。
果物の種を植えて、甲羅に水やりすると、しばらくして蓬莱山に美味しい果物ができます。
あんまり便利すぎると、話が破綻しますが。
あと、霞の効果で歳取りません、みたいな。
現実世界。
作中で玄武が蓬莱山が引っ繰り返ってあれやこれやと言っておりましたが、住んでいた妖怪達が街中に散らばり、トラブルが発生しております。
この作風で殺人とか重い事件はありませんが、ちょっとした怪異ですね。
鬼火を回収したら、蓬莱島では夜の明かりに困らなくなる(しかも手ぶらで済む)、みたいなちょっとずつ生活が豊かになるシステムの予定。
ただ、上にある主人公による山崩しや海岸線の調整との相性はどうか、というのが悩みどころです。
あと、今一番の悩みどころは無職になったコイツ、どこに住まわせるか。
ガチのホームレスでも、玄武がいるんで大丈夫なんですけどね。
続きに関して。
書こうという気はあります。
構成としては、生活魔術師達のシリーズと同じで、短編をいくつか繋いで一つの物語になる形というか私、その作り方が一番楽で向いています。
今回の話が上の形で膨らんで20000文字程度。
ただ、オチが思い付いてないので、書くとしたらそれからです。
最終的には、青龍と白虎の喧嘩を鎮めるのが終わりになりそうですが……いや、この場合のオチというのは、スローライフ小説を書くとしての、オチという話です。