俳句と言えば松尾芭蕉ですが、詠みはせずとも短歌の世界にも深く通じていたそうです。
というのも俳句を詠むにしても、古き短歌を知っていることで、それを参考にしたり、元ネタにしたりすることが出来るんですね。
実際、『おくのほそ道』を読むと、色々と短歌が詠まれた場所を訪れていて旅の目的のひとつだったことがよく分かります。
ただの東北北陸温泉旅行ではなかったんですね。
で、その芭蕉の短歌の知識を逆に利用出来ないかと考えたのが今回の話でした。
知っているが故に皮肉にも仲麻呂の詠唱を頭の中で完成させてしまう。
逆に仲麻呂は俳句なんて知るはずもないので、芭蕉はこの手を使えません。
うん、どうやら私やっぱり天才だったようです。
あと、これは書いていて気が付いたのですが、やっぱり俳句より短歌の方が文字数の多さもあってか攻撃力が高そうです。
てか、カッコイイですよね、『むべ山風を 嵐というらむ』とか『からくれなゐに 水くくるとは』とか。
よりにもよって俳句が切り捨てた下の句が悉くカッコイイです。
さて、ラストバトルもクライマックスを迎えていきます。
そこで仲麻呂が詠みあげる短歌は一体なんでしょうか?
今のうちに言っておきます、めちゃくちゃカッコイイ奴で行きますよ。
しかも一部の人はちょっと感傷的になる奴を。
乞うご期待!