今さらですが、設定が破綻しているような気がします。
今頃になって気付いたのか? と思われるかもしれませんが、はい、今頃になって気が付きました。
夢中で執筆していると案外気が付かないものですよ。
まさか当初は「不正を防ぐために試験内容は勿論のこと、試験会場も受験生以外に知られてはならない」とか言っていたくせに、気が付けば金試験では受験生たちが故郷に戻って親に金を無心していたりするとは。
どうにも序盤はまだ科挙本来の制度をそれなりに意識していたのですが、いつの間にかそのタガが外れていたようです。
ただ、同時にこの一見破綻しているかのように見える設定ですが、実は次のように説明すれば納得していただけるかもしれません。
すなわち受験生本人の能力を測るのは第二試練までで十分であった、と。
思えば「本来は第二試練の生試験まで合格した者は、その試験内容の秘匿性を守る為に最後まで合格できなくても官吏になれる」という趣旨の記述があります。
なのでそれ以降は不正でもなんでもありの総合力を測られるのだ、と。
だから試験内容を親にばらそうと問題ないのだ、と。
おおっ、我ながら完璧に修正出来ました。
少なくとも私は納得しました。皆さんも納得されたのではないでしょうか?
え、そんなことよりもっといろんなことが破綻しているって?
あー、あー、聞こえない、聞こえなーい!