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無双の細道こぼれ話第二十回:バケモノと私

 私の中には一匹のバケモノが棲んでいます。
 そのバケモノが時々叫ぶんですよ。
 
 タカテン、やっちまえよ、と。
 
 具体的にはテンポよく「タカテン、ボンバイエ! タカテン、ボンバイエ!」との掛け声が徐々に大きくなっていき、そのうち「Fight(発音はファイ)!」が繰り返され、ファンファーレ的な音楽が鳴り響く。

 こうなると私はもうやるしかない気分になります。
 四角いマットのジャングルへと駆け上り、ガウンを投げ捨て、力強く拳を突き上げる気持ちになるんです。
 
 てか、こういうテンションにならないと、根が真面目な私はとんでもなく頭の悪いデタラメなんて書けないんですよ!
 
 デタラメをデタラメと認識して書くのは本当に怖いです。
 良い意味のアホと受け止めてもらえず、悪い意味でのアホと受け止められる可能性があるからです。
 だから本当ならあまりやりたくない。
 でもバケモノが囁くんです。
 
 もしかしたら馬鹿ウケするかもしんないぞ、と。
 
 そこに「タカテン、やっちまえ」ですよ。なんなの君、ジョーカーなの?
 かくして私は今日もとんでもないデタラメを書くわけです。
 
 このネタをやればどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば大ウケはなし。勇気を出せばそのネタが読者を呼び、その読者が書籍化へ導く。迷わずやれよ、やれば分かるさ。(☆を)ありがとう!

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