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無双の細道こぼれ話第五回:すっぽんぽんと私

 前回は『無双の細道』を書くきっかけについてお話させてもらいました。
 が、実はもうひとつきっかけがありました。
 
「もうすっぽんぽんはいいんじゃない?」 
 
 これはとある読者の方からいただいた意見です。
 とても熱心な方で、新作を上げるたびに必ず読んでくださる読者さんです。
 ぶっちゃけると私と一親等の関係にあたる人です。
 
「あんたもいい歳なんだし、いつまでもすっぽんぽんすっぽんぽんと言ってるのはねぇ」

 これはマズいです。下手したら長時間のお説教へ突入の可能性もあります。
 そこで私は咄嗟に「今回はすっぽんぽんないよ」とまだ『無双の細道』を思いついてもいないのに答えました。

 答えてしまいました!
 
 というわけで今回はすっぽんぽん無しということで、空(クゥ)というキャラを作りました。
 そもそも何故私は女の子をすっぽんぽんにするのでしょう?
 まずひとつにそういう設定だからというのが挙げられます。
『すっぽんぽんダンジョン』では、魔力が枯渇すると着ている服が維持出来なくなってすっぽんぽんになります。
『美術部の可愛い後輩は、俺の裸を描くためなら自分も脱ぐのを躊躇わないッ!』ではそのタイトル通り、ヒロインが主人公のヌードデッサンをしたくてその代償として自分も脱ぐのです。
 だから彼女たちはその設定に従ってすっぽんぽんになっているだけで、私は何も悪くないのです。
 
 そしてもうひとつはたまたまヒロインが、すっぽんぽんを読者に期待される性格とプロポーションをしていたということです。
 具体的に言えば元気な子で、おっぱいやお尻が大きい子です。
 こんなの読者の方々は前のめりで期待しちゃうじゃないですか! ええ、私は悪くない。
 
 というわけで私は何も悪くないのですが、それでも近年のカクヨムコンではどうもすっぽんぽんすっぽんぽんと言いすぎた感は否めず、おっぱいとかおしりとか、あと何故か尿要素とかが目立つのはいかがなものかと私も思っておりました。
そこで今回はあえてそういう要素を外した無口なクール系ロリ少女をヒロインに据えてみました。
 
 ええ、これで大丈夫、今作はすっぽんぽんを無事封印……出来たらいいなと思う今日この頃です。

<お礼>
こうけんさん、へろりんさん、笛吹ヒサコさん、評価の星をありがとうございます! これからも頑張ります!

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