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光の三分間の完結とその後に関して

 光の三分間が完結して、しばらく経った。本来は完結してすぐにあとがきを書いて締めるのがいいのだろうが、完結し終えて肩の荷が下りたからか、僕はしばらく文章を書けないでいた。
 というのも、光の三分間は僕にとって思い入れのある作品だからだ。
 今回は、一区切りついたこともあり、そのあたりの話をしようと思う。
 
 光の三分間、及び詩のボクシング、声と言葉のボクシングは僕の体験を元にして書かれている。そして、わりかし事実に近しく、なおかつ希望をテーマに多少の脚色と背伸びを加えて書いた作品だ。
 
 この作品の元になったのは僕が丁度十五歳の高校一年生だった頃。だから、もう十年も経っていることになる。

 そして、この話は、作中にも出てくる檜山先生、及び平井先生の元ネタの恩師に向けて書いた話でもある。
 加えて、詩のボクシングの創設者である楠さんにも読んでもらえたら嬉しいなとささやかながらの願望を詰め込んだ話である。

 僕はこの作品を書いて何をしたかったのか。それは、大きく分けて三つある。

 一つは、僕に創作を続けるよう勧めてくれた恩師に恩返し、というよりかは進捗報告がてら自費出版でもいいから本という形にして渡すこと。

 二つ目は、詩のボクシング、声と言葉のボクシング(こちらはすでにもう開催されてい無い)に関する書籍として、後世に残しておきたかったこと。あわよくば流行を生み出して詩のボクシングがトレンドになったりしたら嬉しい。

 そして三つ目は、僕の人生の転換点となったリングで浴びた光を描写すること。実は、物語を書ききるまでこの光が何なのか分からなかったが、最後まで読んでくれた読者の方に、希望だと教えてもらい、腑に落ちた。

 今後の目標は、光の三分間をもう少し書き込んで本にすることだ。
※僕が生み出したキャラクターのまだ書けていない日常をちゃんと整えて書いてあげないといけない。
 なお、現在有志として名乗りを上げてくださったsandalwood氏とともに絶賛改稿中。Webには上げず、紙として発刊され、おそらく特定の身内のみで見るものになりそう。

 完結まで至ることが出来たのは、最後まで寄り添って読んでくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。

 これからも、暇なときにでも僕の作品を覗いてくださると嬉しいです。

 次は、大学生が地域創生の為に奮闘する、学生ベンチャーの話を書くつもりです。これも実体験がベースの。

 頑張ろう。

 2021年2月16日 1時23分 自室にて。

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