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桜とカートと東京タワー

 3月末、満開の桜観賞のため芝公園へ。徳川家の菩提寺・増上寺と桜、そして東京タワーの“3点セット”をカメラに収めることが出来る人気の観光スポットです。地下鉄日比谷線の神谷町駅を降りて少し上り坂を7、8分で東京タワーの正面に出ます。増上寺の正面なら都営地下鉄の浅草線、または大江戸線の大門駅が最寄り駅になります。東京を代表するランドマークだった東京タワーは平成になり、東京スカイツリーにその座を奪われたかと思いきや人気は健在のようで、展望台に上るエレベーターにも長蛇の列。そして、タワー近くの道路には爆音を響かせるカートの集団。昨年のハロウィーンの時にも渋谷・青山周辺で見かけた光景です。排気量が50ccなので原チャリと同じ扱いということですが、ヘルメットの着用が必要ないのはどうかな? と思います。ピザ配達の小型車は三輪でバイク扱いなのに対し、カートは四輪だから軽車両扱いなのかもしれませんが…。楽しむ当人たちの開放感と対照的に、私が車のハンドルを握りカートと並走する立場だったら、安全確認にストレスを感じることでしょう。来年に迫ったオリ・パラ東京大会時に都内がゴーカート場になっていないことを祈ります。

 さて、話は桜です。徳川吉宗が整備したとされる北区の飛鳥山公園と芝公園で満開の桜を楽しんだはずでしたが、今一つ物足りない感じ…。原因は花の色が薄いことでした。昨年見た各地の桜の花はもう少し濃い桜色だったような。ネットで調べたら「記憶色」というイメージと現実とのギャップもあるようですが実際、東京の桜を白っぽく感じる方も多いことも分かりました。週末に撮影した写真とこれから見頃を迎える東北の桜を比べてみたいと思います。ちなみに、31日の新宿御苑は臨時の入り口も40~50分待ちの行列だったので、歩道の桜並木だけ見て諦めました。さすがネットの人気の桜の名所2位だけのことはありました。

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