企画参加ありがとうございました。
おしどり夫婦をテーマとした面白い話とはどんなものか?
どんなに仲の良い男女であろうと倦怠期ってものがあるだろうし、恋愛と結婚生活はまったく別物だろうし、夢破れて打ちのめされるのが現実というもの。むしろそれがごくごく一般的な流れで世間様が言う普通の夫婦関係なのではないのでしょうか?
はたして、おしどり夫婦は非現実的な絵空事なのか?
その答えを見事に描き切ってくれた作品がこちらです。
梯子を掛けた先の雲/藤咲 沙久
https://kakuyomu.jp/works/16816700426921491006夫婦のすれ違いを描いた、リアリティの高い作品ならば他にもありました。しかし、男女の価値観に大きな相違があること。それをコミカルな笑いへと昇華させたセンスと文章力は唯一無二のものでした。
テーマや起承転結がしっかりしていた所も見逃せません。
タイトル、キャッチコピーを読んで、紹介文を読んで……ようやく本文に目を通してくれた大切な読者。断じて退屈などさせまいという気づかいが確かに感じられたのです。
やはり書き出しからこちらの興味を引き付けてくれる作品は強い。
短編ならば余計に、書き出しを重んじるべきだと再認識させてくれました。
企画に作品を提供して下さった皆様、企画作品を読んでくださった皆様、心より御礼申し上げます。次の企画はいつになるか、無計画な主催者ゆえにはっきりとは申し上げられませんが、機会があればまた宜しくお願い致します。
私事ではありますが、年末のカクヨムコンテストに出す「冒険と恋愛が両立しているファンタジー」に現在取り組み中でございます。何とか今月中に五万字は書いておきたい所。短編部門にもできれば何か出すつもりなので、お時間があればそちらも併せて宜しくですぅ。
もちろん嘘つき詩人も忘れてはおりません。
いよいよ冬が始まりましたね。お風邪などめさぬよう、くれぐれもご自愛くださいませ。それでは!