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絆の二人、結果発表です

絆の二人、いつも一緒の名コンビ
沢山のご参加、本当にありがとうございました。
どの作品も固い絆とそれが紡ぐ美しい物語を堪能できる素晴らしいものばかりでした。
私事で少々遅くなってしまいましたが、いよいよ結果発表となります!

今回、入賞の栄誉を勝ち取ったのは次の四作品です!
おめでとうございます!

花は咲み、鯨は夏に歌う/藤咲 沙久
https://kakuyomu.jp/works/1177354054921282328

勘のすぐれた生き物/萌木野めい
https://kakuyomu.jp/works/16816927861466370230

地下牢にて/ぎざぎざ
https://kakuyomu.jp/works/16816700428670443573

わたしのヨル/こざくら研究会
https://kakuyomu.jp/works/16816927861798944916

今回この企画を通じて痛感したのは、やはり「短編と言えども構造がしっかりしていなければ良い物は作れない」という厳格な事実でした。限られた文字数、あれもこれもと寄り道している暇はありません。入賞した方々は「これを一番見て欲しいんだ!!」と着地点を見据え、そこへ向けて最短距離を駆け抜けた者。そして「一瞬たりとも気を抜かない。だから読者である貴方も集中して欲しい」と最初から最後まで全力投球で美しい世界を構築して、そこから読者を逃がさなかった者とに二分されるのです。
運営さまは心に浮かんだことをそのまま書いてみようね…などとおっしゃいますが、やはり短編にもプロットは必要です。少なくとも頭の中にしっかりした設計図が出来上がっていなければ名作は完成しないのではないかと。
短編だからと侮るなかれ。
忙しい現代、短い時間で娯楽を提供してくれる短編は時代にマッチした表現方法と言えるのです。

長々と語ってしまいましたが、企画に作品を提供して下さった皆様、その作品を読んだり評価して下さった皆様、心より感謝申し上げます。皆さまの協力なくしてこの企画は決して成り立たないのです。
今回選ばれなかった作品が、必ずしも劣っているかと言えばそうではありません。作品と読者には相性があるのですから。私の独断と偏見で選んだ作品だということをお忘れなく。どの作品が一番かは、人によってまったく変わるのです。

それでは、無計画な人間ゆえに次が何時になるかは判りませんが、次の企画があればまたそこでお会いしましょう。
皆さん、本当にありがとうございました。
ミスはなかったと思いますが、何かあればコメ欄にて指摘を宜しくお願い致します。それでは!

6件のコメント

  • やったー!!!(><)

    ありがとうございます!!m(_ _)m
    何時も丁寧な運営に感謝しかありません。

    ここに貼るのもアレかも知れませんが、
    自分も全作読んで、個人的お気に入り決めてみました↓
    https://kakuyomu.jp/users/lazu/news/16816927862191379402

    良作多く、決めるのって本当に大変ですよね。
    これを毎回やっていらっしゃるのだから、
    重ね重ねありがとうございます。
  • 一矢射的さん

    この度はこの様な賞をありがとうございます😭

    絆とはいえ人同士ではなく猫と人だけど大丈夫だろうか…と思いつつもつい応募させていただきましたが、
    猫と女の子の絆という伝えたいと思ったことを的確に理解頂けて嬉しい気持ちで一杯です。
    また、沢山の嬉しい励ましの言葉が溢れた丁寧なレビューにとても感激しました。

    この度は本当にありがとうございました。
  • お久しぶりです、藤咲です。

    数多ある作品から選んでいただき、誠にありがとうございます。
    また、「カップ麺が起こした小さな奇跡杯」から二度目の受賞となり、大変光栄に存じます。

    実は“絆の二人”という募集テーマに添えているのか迷ったのです。ですが心の深くで結び付き、人生を共にすることとなった彼らは、自分にとっては最高のパートナー同士だと信じて参加いたしました。

    思いを込めて、何度も研磨した代表作。
    あれほど丁寧で熱くレビューを頂けて、胸と目頭が熱くなりました。

    お忙しいなか本当にありがとうございました。

    今後とも楽しい企画を楽しみにしております。
  • >こざくら研究会さま

    様々な形でこの企画に協力して下さり、本当にありがとうございました! 何を基準に作品を選ぶべきかはいつも考えさせられるのですが、技術、アイディア、演出や言葉選びのセンス、オチといった要素から出来るだけ客観的に選ぶようにしています。

    こざくら様の作品の場合、今回唯一のミステリーであり、お題に対して素晴らしい反骨精神を見せたのと、クライマックスの盛り上がりが完璧だった所が選考理由ですね。入賞作以外に目を向ければ、ホラーやファンタジーだと、ロジックではなく魔法や超自然で「不可能を捻じ曲げて」スムーズに話が作れてしまう。それはすなわち、大人の読者からは評価が低くなることを意味しているのでしょう。対象読者に応じて使い分けるべきかと。
    私自身、肝に銘じておくべきだと感じました。

    最後に私の作品をお選び頂き、心より御礼申し上げます。
    これアカンのかな~? いつもそう不安に思っているカクヨム作家にとって「そんなことないよ」と励ましてくれるレビューは何よりも力となるでしょう。これからも宜しくお願い致します。
  • >萌木野めい様

    人語を解するもの、それ即ち種族を超えた相棒です。(おい)
    今回は暗い世相に打ち勝つべく、読後感の良い爽やかな作品がどうしても欲しかったのです。それにはめい様の作品がピタリ!

    こう書くと動物や子どもの作品ならOKなのかと誤解されてしまいそうですが、そうではなくて……。
    現実から目を背けることなく、そこに希望を見出す内容でなくてはならないと感じたのです。それでこそ読む人に力を与えられる作品なのだと。

    実の所、入賞作品は四本中三本までがハッピーエンドです。
    そして四本全てが人の悩みや弱さを扱った作品なのです。
    それが私の答え。
    泣きながらでいい、でも弱い自分に打ち勝って。
    皆様に納得頂ければ幸いなのですけれど。

    どうかその技量をこれからもカクヨムとご自身の為に役立て、世の中を明るくする作品を書き続けて下さい。
    そして、次の機会がありましたら、また宜しくお願い致します。
  • >藤咲 沙久さま

    お久しぶりです! 年越し蕎麦&うどんの話ですね!
    あのコンテストは実に楽しかった。近年では一番の盛り上がりだったのではないでしょうか? ラブコメとファンタジー以外はなかなか認めてもらえないカクヨムにて、「食」の新たな可能性を感じる素敵なひと時でした。

    今回の作品も実に素晴らしかったです。
    もしかすると、前のよりも好きかもしれません。
    独特なニュアンスを持つ「詩的な作品」は正直ちょっと苦手で、共感できないと置いてけぼりにされてしまう印象なのですけれど。
    あの作品は親切丁寧に作ってあり誰でも「共感できる作品」に仕上がっていました。美しく、綺麗で、幻想的。
    読んでいて、しみじみ素敵さに浸れるそんな作品でした。
    初心者にも優しい開かれた門戸。それがなくては、そのジャンルは閉ざされる一方ではありませんか。私自身、参考とすべき発見がありました。

    二度目はもはや偶然じゃありません。
    数えるほどしかそれを成し得た方はいないのです。

    その優れたセンスと技術をどうかこれからもカクヨムとご自身、そして読んで下さる皆様の為に役立てて下さい。
    そして、これからもどうか宜しくお願い致します。

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