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行頭一字下げについて考える

 企画で皆さんの作品を読んでいると……特に若い人の作品を目にした時に、ジェネレーションギャップというものを強く感じることがあります。何かといえば、行頭一字下げをやってない人がとても多いのです。
 やっている人でも台詞の前まで一字下げにしていたりするんですね。

〇「つまりこうした台詞カギ括弧の前も一字あけている」
↑ここですね。

 不思議だ。何でもいいから皆さんの持っている小説の本を一冊手に取って御覧なさい。台詞の前は空いているでしょうか? 空いていませんよね。

 こうしたルールは時代によって移り変わっていくものだしスマホ全盛期にもう私の考えが古すぎるのかもしれませんけれど。(ちなみに一つの段落が二行三行と続く際は、一行目を一字下げるだけで良いんです。二行目以降は一マス目が空いていないの判りますよね?)
 プロの方々がそうしているのだから、小説を書く際は我々もそれにならうべきではないのかなぁ……と思うのです。
 えっなに? ワードの機能で全文一字下げしたからそうなった? ついでに見直ししよう。推敲がてら手作業で直そうぜ!

 会社の書類は空けてない方が読み易いという意見も見かけました。されどこれは小説ではありませんか?

「あと台詞カギ括弧の最後に句点の丸はつけない。」
                      ↑これ
 プロの方々は皆そうしているはず。
 しかしこれ、今は学校でつけるよう指導しているのだから強く言いようがないんですよねぇ。いずれ小説家がそっちに合わせる時代がくるのかなぁ? 
 出版社が自分のルールを変えることはまずないと思いますが。やつらは頑固なのです。あと「……」や「――」はニ個続けて使うとか、箇条書きの際は最後に句点をつけないとか、細かい謎ルールが沢山あるようですね。

 大きなお世話かもしれませんが、そんな理由で作品が落とされるのはあまりにも理不尽ではありませんか?
 ひとりひとりと話し合いをする暇はありませんゆえに、ここでコッソリ書き記しておきます。もし直すのであれば応募期間中にどうぞ。コンテストが終わった後に修正すると「期間内にちゃんと完結させた」という証拠が失われてしまいます。

 どうか愛する自分の作品は貴方自身の手で守って下さいませ。老婆心ながら古参物書きの独り言でした!

3件のコメント

  • ありがとうございます。
    そう言う所も審査の対象なんですね。
  • >シン様

    これは面接に行く際なにを着ていくか? そういう問題なのではないかと考えています。周りがスーツを着ていく中、一人だけカジュアルな格好をしているのはマイナスポイントです。
    いや、俺は会社にとって有益な人間だ。何を着ていようと関係ない!
    そう強気に出れるのなら構わないと思いますが。少なくともウチの企画においては入賞レビューを書けません。他の模範となる作品を探す、そういった意図もこの企画にはありますゆえに。
    何かの参考になれば幸いであります。
  • >MEGkoさん

    私が気になるのも古い慣習が身についているせいなのでしょう。
    スマホで読む時、その方が読み易いのかもしれませんね。
    しかし、なろうで連載してる方々もそんなことしてないんだけどなぁ……。

    結局のところ、大切なのは作品としての魅力なので。
    一字下げが出来ているけど平凡な作品と、出来ていないけれど斬新で面白い作品なら選ばれるのは後者と決まっているのです。

    なんせ直すのは簡単ですからね。
    企画作品も全部読み終わりました。
    結果発表も近々行う予定なのでお楽しみに。
    ご参加ありがとうございました!
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