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さよならオーク、魔王軍の尖兵よ

いやー、やはり二月はカクヨム作家にとって鬼門ですね。
コンテストが終わり、満身創痍の所に大雪とは。

しばし、カクヨムの方をご無沙汰していました。
おやおや? 何でもう半月が経過しているんですかね?

しかし、ようやく今日から復帰できそうですね…。
しばらくはロマナ帝国や嘘つき詩人といった長編の完結を目指しつつ、それ以外の短編でも書いていこうかと思っています。
留守中、フォロー、応援、評価等を下さった皆様、心より御礼申し上げます。

そして、休んでいる間に世界中のファンタジー作家にとって実に興味深いニュースが流れました。なんと、トールキン財団が「ホビット」「オーク」「ミスリル」の権利を主張し、今後は創作での無断使用を禁じるという言うのです。

この三つ、実の所ホビットは周知の事実でした。
ホビットはトールキン先生の創作物。無断使用はいけない。
確かD&Dが裁判沙汰になって種族の名称を変更した事例があるとか。

従って、ハーフリング、ハーフフット、グラスランナーといった風に似て非なる名称を用いて誤魔化……オマージュのキャラクターを用いるのが慣例となったのです。

しかし、まさかミスリルとオークまで禁止とは。
これは大変な事態です。なんせ日本を代表するドラクエやFFにすら、オークやミスリルは登場するのですから。

鈴木土下座ェ門の悪夢、再び(知らない人はググってみよう)
今後、ミスリルソードは銀の剣、シルバーソードといった風に名前を変えるのかもしれませんねぇ。イースシリーズは先見の明がありました。

しかし、お約束というのはそう簡単に消えるものではありません。
オークは恐らく豚男、ピッグマンといった風に名を変え、ファンタジーに登場し続けることでしょう。
彼らの登場しない魔王軍というのも何とも味気ないものですから。

気を付けるべきは、今後、タイトルにこれらの名称を用いるべきではない…という一点でしょうか。それだけは駄目。タイトルは簡単に変えられませんから。

もしくは二十年経てば著作権が消滅するのだとか。
現実は異世界のように好き放題やれるワケではない。
でも、だからこそ面白いのだと思います。

ではでは。

4件のコメント

  • 一矢射的さん、おはようございます。コメント失礼します。トールキン財団(この団体さえ知りませんでした)のニュース、興味深く読ませていただきました。トールキンファンとしては拍手喝采ですが、困ってしまうファンタジー作家さんもいらっしゃるのでしょうね。
  • これに関してはちょうど今、世界が答えを模索している最中なので何とも言えませんが…ホビットとグラスランナーの実例が何かの参考にでもなれば幸いです。個人的にはエルフやドワーフを見逃してくれるだけ優しいかなという印象。

    そして映画だとオークはたしかウルク=ハイと訳していたんですよね。日本語のオークとそれは同一なのだろうか…。謎が多いですね。ドラクエやFFのように、フレーバーとして使うぐらいは見逃して欲しい気もします。
  • 色々と調べた結果をまとめておきます。

    オークには豚顔のものと、鼻が低い悪魔のような顔をしたタイプの二種類があり、指輪物語のオークは後者に該当します。
    豚顔のものはテーブルトークRPG、D&Dを発祥としており、トールキンとはまったく無関係。トールキン財団が語る「オーク」も豚顔の亜人ではないものと考えられます。

    日本でよく知られているオークは豚顔の方であり、それはドラゴンクエスト2で鳥山先生がデザインした「オーク」がイノシシの獣人である為ではないかと。そういう感じです。
  • 素晴らしい! 勉強になりました。ありがとうございました😊
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