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ダンジョン飯、アニメ化おめでとうございます

恐らく角川さんが求める「理想のファンタジー像」にいち早く到達した作品。文学的要素をふんだんに含んで、なおかつ子どもから大人まで楽しめる「万人向け」の冒険物語。
それこそが、この春から放映されたアニメ『ダンジョン飯』なのです!

いやー、ついに来ましたね。
一巻から追いかけてきた身としては感慨深いものがあります。
この作品は、文学大好き、ファンタジー大嫌いな角川さまに「自分の作品を認めさせたい」作家なら絶対に目を通すべき作品だと思いますよ?

ファンタジーに文学要素ってあるの? …というトールキンですら目を逸らしそうな疑問に(ミヒャエルエンデは逃げなかったのに!)真っ向から挑んだ名作なのですから。

生きることは食べる事。
我々は常に誰かの命を奪わなければ生きていけないという業を抱えている。その辺りをメインテーマに据えながら、子どもでも楽しめるようコミカルに判りやすく描いてる点は見事としか言いようがないのです。ただ、ちょっとグロ描写があるのでその点は注意ですが(ベルセルクが読めるなら大丈夫です)

しかも、ウィザードリィやダンジョンマスター、指輪物語といった先人の作品へのリスペクトも忘れない。これにはマニアも大喜び。

動く鎧(ドラクエで言う所のさまよう鎧)を食べてみようとする、先人ですら想像もしなかった独創的なアイディアも素晴らしい。

ニコニコ動画にて、公式チャンネルがアニメを無料で放映しています。この機会に是非、ご視聴されてみては!?

しかも、バンプーオブチキンが主題歌担当しとるやん。
この作者さん、本当に私と同じモン好きなんだなって…。

漫画は全14巻で去年無事に完結しました。
最終巻はガチで泣けるので、アニメもそこまでやって欲しいものです。エンディングに一瞬だけ翼獅子やエルフが映っていたけど…。

今年はあまり「おめでとう」を言う気分ではなかったけれど、これに関しては素直におめでとう!ですねぇ。
私も胸を借りるつもりで『ダンジョン飯』に挑み続けるのです。
ではでは、今年も宜しくお願い致します。

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