女剣士・小夏-ポルポト財宝の略奪 第7章 希望の川 抜粋


トゥクトゥクが30分近く走るとプノンペンのストンミンチェイ群にあるゴミ山が見えてくる。

(ここがガイドブックにかかれていたゴミ山ね・・・2000以上の世帯がそこで暮らしているって書いてあったわ)

それは遠くから見ると灰色に覆われた小山のように見えた。

近くに寄っていくと、くすんだ色とりどりの廃棄物でできている。毎日トラック400台以上のゴミが運ばれている。

そこでは子供達が大人に混じってゴミの回収をしていて、ボロを着て裸足で危険なゴミ山をもくもくと漁っているのが見えた。

(小さな子供も混じっている・・・朝の6時から夜中までゴミを拾って、約4000リエル(約1ドル)の収入って書いてあった・・・大人でも1日たったの2ドルの収入・・・)

シュウに、

「ストンミンチェイってどういう意味」

「希望の川よ」

(希望の川・・・誰が名づけたのかしら。子供達にせめて希望が持てることを祈って誰かが名づけたのかしら・・・)

小夏は、水のない川を見つめた。

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