カンボジアから日本に留学中の少女サヤはポルポト軍クメールルージュの残党に突然襲われた。
サヤが持つペンダントにはポルポトから略奪した数百億の財宝のありかが記されているからだ。
絶体絶命の危機を救ったのは偶然に居合わせた女剣士の小夏(こなつ)だった。
ほんのちょっと前にカンボジアで起こった20世紀最大の蛮行。
ポルポトは全国民の1/3にあたる200万人以上を殺害してそれまでの社会基盤を破壊した。教育はいらない。
ポルポトはインテリから粛清を始めた。
メガネをかけている、英語が喋れるだけで最初に粛清された。
破壊された教育基盤を立て直すため、サヤはカンボジアのかすかな希望の光だった。
カンボジアの子供たちが日本のように誰でも教育をうけられるようにするために日本に送られたサヤ。
小夏、サヤは立ちはだかる悪魔の集団を打ち破り、ポルポトの財宝を奪えるのだろうか。