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安物のパイプ

悲しい事があった。
自業自得が起こった。
私はシャグを買い、先に買っておいた手入れの楽な部類のパイプを出す。木製が良かったしコーンも魅力的だったが結局は手間と寿命かなと。
細切れの葉のシャグを詰めて長柄のマッチで火をつけた。
肺に入れないからまだ良いかと楽観していたが、ふかすとフィルターを仕込めるタイプでないので一気に下が痺れた。
だけれどすっと涙が出た。心が軽くなった。
また増税が始まる。近所のタバコ屋さんからこのセットが消える日も近いかも知れない…
かつては薬として江戸時代に広まった煙草は煙だけ残して消えていくのだろうか…

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