従軍経験のある亡くなった祖父の墓前に、昭和の帝御即位にあたり、初めて国産で作られた葉巻「グロリア」を供えた。祖父は陛下から頂ける立場では無かったので、今では民間でも買えるようになったその葉巻を供えたかったのだ。
残念ながら生産拠点は海外に移ってしまったが、味は日本人好みに作られていて、キューバのコイーバや百貨店で一本数千円の品では無かったので私でも手が出た。
父に言付けて実家を後にした。お下げ渡しのグロリアは父が全部のんでいた。
父いわく「初めて葉巻が旨いと思った」そうだ。
私の味覚にあうか分からないが、私もいつかグロリアを…