私は成人男性なのですが、見ているだけで胸を掻きむしりたくなるような、たまらない気持ちになる性別がありまして、女性っていうんですけれど。
街ですれ違ったりすると、目を奪われるどころか心まで持ってかれてしまうものでして、胸の内にマグマが渦巻いてそれはもう大変なのです。心から感動してしまうんです。見るだけで。世の中にはとんでもない性別があるものだと、つくづく思います。
そしてそんな性別が、街中に溢れているわけです。数がハンパないわけです。もはや性別祭りと言っても過言ではない。そんな気すらしてきます。三歩も歩けば性別が目に入るでしょう。
三歩歩くたびに心から感動するわけですから、これはオオゴトです。とてつもない事です。正直、困っています。日常生活に支障をきたすわけです。
何らかの神を信奉している方なら伝わると思うのですが、三歩歩くたびに神とすれ違ったらどうでしょうか。本来ならその度にひざまづいて祈りを捧げるべきなのでしょうが、そういうわけにもいきません。社会生活を営むとはそういう事であり、人生とは実に難儀なものです。
ところで拙作「女子小学生~」が完全に放置状態ですみません。現在は夏に向けて新作を準備しており、そちらがひと段落したら再開したいです。