いつも拙作をお読み頂きまして誠にありがとうございます!
さて。
タイトルにもある通り、本日にて『彼岸の白嶺』の本編が完結いたしました。
自分としてはとても気に入っている作品でありまして、完結したこと、感慨深いものがあります。
ここで何点か小話を綴りたく。
彼岸とは、あの世のことであり、奴良野一族が暮らす山を指します。
白嶺はとくに理由はなかったのですが(たまたま音が好きで付けただけ)、調べて見ると『嶺』とは山の頂を指すようで。
え、めっちゃいい。となりました。
そして裏業。
この作品を書き始めた頃、とてもハマっていた人物がありました。
実在した「試し斬り」の御用人、山田浅右衛門という人物です。
試し斬りとは罪人の首を落としたり、死体に傷をつけて、その刀匠の作成した刀の出来を見る専門家が行っていた仕事です。明治時代になると無くなったようですが、そのような職業があったと思うと、きっと裏業のような子もいたのかなと。
水埜辺と裏業、彼らの選択した道をどうか、見守っていただけますと幸いです。
※本編「は」、完結いたしました( ̄ー ̄)ニヤリ