いつもコメントを頂く佐藤さんのお話を受けてこんな物語を妄想しました^^。
『マルチタスク魔導士のながら魔法』
彼には特技があった。二つの事を同時にできるのだ。
哺乳類のイルカは、泳ぎ続けなければ呼吸ができずに死んでしまうという。なので脳を半分に分けて片方ずつで、泳ぐことはやめずに睡眠がとれるという事だ。しかし彼は脳を半分に分けて動かしているわけでは無い。きちんと統一した意識を持ちながら同時に二つの処理が行えるのだ。
例えば試験問題なら問一の問題を読んで、その答えを考えながら問二の問題を読むことができる。業務であれば電話応対をしながら、全く電話の内容とは関係ない昨日の打合せ記録をパソコンで打ちこんだりできる。
事務作業だけではない。クリエイティブな発想が必要になった場合も、同時に二つのアイデアを頭の中で練る事ができる。ただ、この世界ではこの特技はそれほど注目されるものでは無かった。事務作業が早いとか、企画案がたくさん出てくるとかその程度の評価にしかならなかった。
そんな彼が異世界に召喚されるところから、この物語は始まる…。
なんて感じで、本格的に戦闘を行いながら魔法詠唱したり、同時に高度な二つの魔法を発動させたりと、色々と面白ネタが書けそうな気がします。私はテレビ見ながらご飯食べるくらいしかできませんが^^;。