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『マルチタスク魔導士のながら魔法』

 いつもコメントを頂く佐藤さんのお話を受けてこんな物語を妄想しました^^。

『マルチタスク魔導士のながら魔法』

 彼には特技があった。二つの事を同時にできるのだ。

 哺乳類のイルカは、泳ぎ続けなければ呼吸ができずに死んでしまうという。なので脳を半分に分けて片方ずつで、泳ぐことはやめずに睡眠がとれるという事だ。しかし彼は脳を半分に分けて動かしているわけでは無い。きちんと統一した意識を持ちながら同時に二つの処理が行えるのだ。

 例えば試験問題なら問一の問題を読んで、その答えを考えながら問二の問題を読むことができる。業務であれば電話応対をしながら、全く電話の内容とは関係ない昨日の打合せ記録をパソコンで打ちこんだりできる。

 事務作業だけではない。クリエイティブな発想が必要になった場合も、同時に二つのアイデアを頭の中で練る事ができる。ただ、この世界ではこの特技はそれほど注目されるものでは無かった。事務作業が早いとか、企画案がたくさん出てくるとかその程度の評価にしかならなかった。

 そんな彼が異世界に召喚されるところから、この物語は始まる…。


 なんて感じで、本格的に戦闘を行いながら魔法詠唱したり、同時に高度な二つの魔法を発動させたりと、色々と面白ネタが書けそうな気がします。私はテレビ見ながらご飯食べるくらいしかできませんが^^;。

4件のコメント

  • 十三岡繁さま

    こんにちは。

    アイデアが具体化していく過程を垣間見た気がします(笑)。

    マルチタスクと言えば、いくつかしようもないことが思い浮かびます。

    1.右の鼻の穴から息を吐きながら左から吸う。

    2.息を鼻から吸いつつ口から吐く
    3 両手両足で独立したメロディを奏でる

    4.両手(両足)で異なる文章を書く

    1は構造上無理かもですね。2と3は楽器演奏するのにできると楽(というかできないと不便?)です。でも、ここまではそこまで脳みそをつかわなくても、慣れでできちゃいます。4になると、これは本当に脳をうまく使わないと無理でしょうね。単に文字を書くのではなく、文章を考えないといけないので、高度な文章は難しそうです。それでも、高速で右手、左手、右足、左足、と思考と制御を切り替えればできるともいえますので、これを厳密な意味でのマルチタスクと言っていいのかは微妙です。

    しようもない話はさておき、アイデアが小説に昇華するところまで見たいので、ぜひいつか小説にしてくださいね。

    ちなみに、

    「例えば試験問題なら問一の問題を読んで、その答えを考えながら問二の問題を読むことができる。業務であれば電話応対をしながら、全く電話の内容とは関係ない昨日の打合せ記録をパソコンで打ちこんだりできる」

    このくらいであれば、できる方はそこそこいそうですよ。
  •  こんばんは^^折角なのでネタ帳に保存しておこうかと思います。

    1は中で一つになっているから無理ですが、2も気道は一本だから同時は無理ですよね?水泳でも鼻から吐いて口から吸いますが、同時は無理です^^;。3はやってる人いますよね。4も考えながらでなければできそうです。

     試験問題と電話応対は、一方が流し作業であればできそうですが、どちらにも同時に集中してできたらかなりのレア能力だと思います。でもそれだと現世での評価が爆上がりで、転生へのモチベーションが湧かなそうです^^;。

     もし話にするのであれば、最初は戦闘シーンで仲間を回復魔法で治療して隙だらけに見える主人公に、敵が攻撃ししようとしたところで主人公に魔法攻撃され「なぜ回復魔法を使いながら、攻撃魔法が撃てるのだ!!」みたいな感じの掴みから入った方が良さそうですね。
  • 十三岡繁さま

    こんにちは。

    2.息を鼻から吸いつつ口から吐く、は、できないわけではなく、ただトリックがあります。頬に鼻から吸った息をためておき、それを口から吐きだしつつ鼻から息を吸う、です。「循環呼吸法」と呼ばれ、これはちょっと練習すればできます。息継ぎなしのロングトーンを要求される器楽曲では必要そうです。

    人間の脳って、使われていないところのほうが多いんですよね? それを数パーセントでも使えるようになれば、マルチタスクも簡単にできそうな気がします。
  •  ああ、なるほど一旦口の中に貯めるわけですね…。それは確かに練習したらできるような気がしなくもないです^^。

     生物って進化の過程で不要なものは切り落としていくはずなので、脳の使っていない部分も何らかの必要性があって存在してるんでしょうね。ただそれがまだ解明できていないだけのような気がします。
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