• 異世界ファンタジー
  • ホラー

私の物語でお酒とお茶を飲むシーンが多いのはなぜ?

もちろん私がお酒とハーブティーが好きだからです。
……それで終わっては怒られそうなので、ちょっと考えてみました。

前提には、物語中における水 = 母性という浅い心理学的知識があります。
ですので、作中でお茶やお酒を飲むこと、は登場人物が母性を取り込んでいる場面として書いているハズです。
『クルシェは殺すことにした』が凄く分かりやすいです。クルシェの本拠はスカイエの酒場のため、お酒やなぜかお茶も飲みます。
当然、ここでいう母性はスカイエだと思います。フリードとともにクルシェを育んできたスカイエの母性(お酒やお茶)を飲み、エネルギー補給しているのです。
クルシェだけでなく、ソナマナンとソウイチが一緒にお酒を飲むのも同じなのでしょう。

そもそも『クルシェ』は意図的に母性を強く描いています。
国王は女王ですし、特殊能力を持つのも女性のみである魔女。主人公も敵も女性です。
スカイエと敵対する母性は九紫美です。
鬼子母神のように、自分の子どもを守るために他の子どもを犠牲にするような母性の負の側面を持っています。
クオンのためにその邪魔者を殺害し続ける姿がそれを体現しています。

なので、『クルシェ』は母性の負の側面を倒して成長する物語として見られなくもない?どうでしょうか?

完全に私の個人的なイメージですが、日本は母性が強い文化だと思います。
なので、私は物語中で母性を乗り越えていく主人公を書いていることが多いと思います。
アメリカだと『スターウォーズ』に代表されるように、強い父性を打倒して強い存在になる物語が多いような気もします。

こんな感じでしょうか。
これからも、ときどき自分が考えたことをまとめて残してみようかな。
きっと後で役に立つはず。

4件のコメント

  • へえ!水描写にはそんな心理学的な背景が!
    言われてみれば色々と思い当たる節があります……。

    実は、作者さんの作品に対する裏話をお聞きするの好きなんですよね〜。
    『クルシェ』もこうした観点から考えてみると、いっそう理解が深まります。

    あと、関係ないですが私の一人晩餐はお酒飲んでから酔い覚ましにホットハーブティーです笑
  • 平本さんー、いらっしゃいませ!

    浅い知識でお恥ずかしいですが……
    私も裏話を聞くのは好きです。自分の裏話を書こうとすると、どこに書けばいいのか迷って近況ノートに書いてみました。

    お酒、飲まれるのですねー。ハーブティーって爽やかなので酔い覚ましにぴったりですよね!
  •  小語さん、『剣豪戦隊ブゲイジャー2』に素晴らしいレビューをありがとうございました。
     紆余曲折あった作品なんですが、完結できて良かったと思っています。

     そして、レビューをもらうのはやはり嬉しいですね。これからももっともっと読んだ人を楽しませる小説を書こうと、摂氏36度の空に誓いましたよ。
     にしても、今日は暑かった……。
  • 雲江斬太様
    お越し頂きありがとうございます!

    『剣豪戦隊ブゲイジャー2』は面白い作品なのと、個人的に初めて読んだ戦隊ものなので興味深く楽しめました。
    作中の戦隊ものや武術に関する知識もクスッとできました。

    以前、雲江斬太様に頂いたレビューが大変ありがたかったので、少しでもお礼のつもりで書かせて頂きました。

    そして本当に今年は暑いですね……。私は室内で仕事をしていたのに、それでも暑かったです。
    雲江斬太様も暑さで体調を崩さぬようご自愛ください。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する