もちろん私がお酒とハーブティーが好きだからです。
……それで終わっては怒られそうなので、ちょっと考えてみました。
前提には、物語中における水 = 母性という浅い心理学的知識があります。
ですので、作中でお茶やお酒を飲むこと、は登場人物が母性を取り込んでいる場面として書いているハズです。
『クルシェは殺すことにした』が凄く分かりやすいです。クルシェの本拠はスカイエの酒場のため、お酒やなぜかお茶も飲みます。
当然、ここでいう母性はスカイエだと思います。フリードとともにクルシェを育んできたスカイエの母性(お酒やお茶)を飲み、エネルギー補給しているのです。
クルシェだけでなく、ソナマナンとソウイチが一緒にお酒を飲むのも同じなのでしょう。
そもそも『クルシェ』は意図的に母性を強く描いています。
国王は女王ですし、特殊能力を持つのも女性のみである魔女。主人公も敵も女性です。
スカイエと敵対する母性は九紫美です。
鬼子母神のように、自分の子どもを守るために他の子どもを犠牲にするような母性の負の側面を持っています。
クオンのためにその邪魔者を殺害し続ける姿がそれを体現しています。
なので、『クルシェ』は母性の負の側面を倒して成長する物語として見られなくもない?どうでしょうか?
完全に私の個人的なイメージですが、日本は母性が強い文化だと思います。
なので、私は物語中で母性を乗り越えていく主人公を書いていることが多いと思います。
アメリカだと『スターウォーズ』に代表されるように、強い父性を打倒して強い存在になる物語が多いような気もします。
こんな感じでしょうか。
これからも、ときどき自分が考えたことをまとめて残してみようかな。
きっと後で役に立つはず。