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ファンタジーワークスの原型について

そろそろ断片集にも取りかかりたいなぁとか、今書いているのが、知らずファンタジーワークスに組み込まれつつあるなぁとか、色々あるのですが、キャンペーン中だからサポ限書きたいけど、知らなくていいけど知ってるとお得ってなんだろう。
先行公開もちと違う気がするし?
モトネタというか、大本なら、今後の展開に影響ないし思い出しつつ書いておこうか的な、そんな緩い感じで、一つよろしくお願いします。


アーク島年代記とか冥界の門など翻訳作品読み漁っていた頃に、当然のようにファンタジー書きたい、となり、
インジュカーシス辺りの影響もあって、典型的な光の剣闇の剣を持った双子が争い最終的に神を殺すなんて話を考えた時がありました。
そこから、神ってなんぞ? だったりギリシャ神話的神って結局人間臭すぎて神って感じじゃないよな、という疑問に行き当たります。
狂科学ハンターレイの自称神様があまりに興醒めだった影響もあるかもしれません。
フラスコの世界にも影響受けたかも。上位の存在は観察をするものと言うね。

この頃、魂に階位があり、より上の次元へいくそんな考え方があると知ります。
魔術というよりSF方面で知ったのですが、これなら創作の中の神様という存在を消化できるように錯覚します。実際は未だに悩んでます。

まあ、とにかくかつて神が支配していた世界となりました。
その頃書いていた物語は、言ってしまえば十六夜京也とDがいました。菊池さんのキャラはとにかく強烈で、影響受けたなぁと。
神は封じられただけで、何かの拍子で甦る。Dはその門番、京也は巻き込まれたただの人。封印の場で見つけた鍵をもって再度神を封じる役目を負う。恐らくなにもかも理解しているDが、あくまで人に解決させようと動く、そんな話。

それからしばらく時がたち、
まずDが消え、封印された神も消えました。
Dは別の世界観で主役になりました。
今も隙を見ては合流してこようとしてきます。

神は、ソードワールドで神を降ろすと受け止めきれず存在が滅ぶなんて言うルールや、クトゥルフに触れて、想像もつかないモノが人の都合を考えるか? 理解できた時点で人と同じようなものになってないか? という疑問や、
天使という概念でも、下位の天使の方が有名なのは、人とふれあうことが出来るから神に地上に頻繁に遣わされたがゆえと、知り、神を殺せるのは神となった存在だけなのか、そうなるとつまらんなと。


かといって敵が概念めいたものでは、やっぱりつまらない。なら、敵対するべきは……。
そこで出てきたのがトラベラーズでもたまに顔を出していた白いのです。

彼を中心にやがて、今の世界観に近いものが出来上がり、異界伝承とか魔晶石と言った単語も散見しだし、白い賢者が暗躍し始めます。
神無き大陸に1本タイムラインが出来ました。
神滅戦、帝国成立、革命軍台頭、帝国崩壊、大陸同盟成立、本編、門完全閉鎖。


よくあるパターンです。
壮大すぎてどこから手をつけたものか?
自分の中でハードルだけ上がっていきます。
フワッとしたイメージしかないからそうなるよねと今ならわかりますが、当時は書きたいという気持ちばかりか大きかったのでしょう。

幸いなことにこの頃、超人ロックや、ティリニア物語の影響を今更ながら受けて、順不同でもよいんだとか、間を埋めていく作り方も面白いとなり、本編に関わらないその世界の物語を考え始める事となります。
やがてこれがトラベラーズノートに繋がっていくのですが、そうすると世界の解像度が上がったようにも感じられました。
見えていなかったところを作っていく、そんな作業です。
あとから思えば、TRPGの設定作りに似ているかもしれません。
基本的にこの世界モンスターは存在しないので冒険者は中々生活しにくいと思いますが。

かつての双子の因縁は、別の形で引き継がれました。あの頃よりも救いの無い形ではありますが。
大陸に寄り添う存在も増えました。
語りたい物語もまた、いくつもあります。

結局、神と言うものを消化できていないので、本編までたどり着けるか全くわからないのですが、この世界の出来事を書きたい、そんな意味を込めて、ファンタジーワークスと、名付けた次第です。

2件のコメント

  • ふおお……色々と知らない物語がたくさんあってとても勉強になります。
    ギリシャ神話は、確かに神様がすごい人間臭いというか、身近に感じますよね(ゼウスまわりが常に修羅場とか、オリュンポス十二神の体制になるまでの子による親殺しとか、色々と生臭いのもけっこう好きだったりはします)。

    下位の天使の方が有名な理由についても、なるほどなぁ……という感じです。

    色々と気になるワードも出てきて、私もあの世界の出来事や物語をもっと知りたいなと思えました。
    素敵な記事をありがとうございました。
  • ありがとうございます!!
    まさか見ていただけるとは!!

    思い付くままに書いているものなのでなんかこう、申し訳ないです。

    こうなったら、もういくつかかかせていただこうかと思います。
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