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【新作】「初恋ゴースト空を飛ぶ」連載開始!

「初恋ゴースト空を飛ぶ」

 あらすじも軽くネタバレなので、まず第一話を読んでみてほしいです!

 第一話への🔗
https://kakuyomu.jp/works/16818093081934115113/episodes/16818093081934171738

 以下、第一話本文を添付しておきます。

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※この物語はフィクションです、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものでもありません。

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 僕の家には一年前からお化けが住み着いている。

『ほら|彰《あきら》っ! もう学校行く時間じゃけぇ、早ぅ起きんさいっ!』

 お化けというにはいささか可愛らしい、美少女のお化けである。

「……分かっとる。今起きるけん」

 僕は|独り言《・・・》を呟いて、眠い目を擦りベッドから出た。
 彼女の姿は一般人には見えない。
 彼女の声は一般人には聞こえない。

『おはよう|彰《あきら》! 今日も早起きできて偉いねぇ! 
 朝ご飯にする? 着替えにする? それとも……わ・た・し?』

「……着替えかな。 つーかそれ、お前を選んだら何になるんだ?」

『そりゃあもう、同棲したての時みたく、一日中部屋でうちとあんなことやこんなことをっ……///』

「……耳元で囁くなっ! ……冗談言ってないで、早く学校に行くぞ」

『おうっ! 今日も楽しもーー!』

 お化けになった彼女の名前は、|穂風千夏《ほかぜちなつ》。
 小学生だった頃の、僕の初恋の女の子。
 一年前に亡くなった彼女のお化けを、何故だか僕は見ることができた。
 それからというもの、幽霊の|千夏《ちなつ》と僕の、奇妙な同棲生活が始まって、今に至る。

 一年前、あの日あの場所で、僕たちは再会した。

 忘れるはずがない。
 あの日、崖の上で見たあの景色は、未だ脳裏に焼きついて離れない。

 ふわふわと黒髪を|靡《なび》かせる彼女の泣き顔は、夜の闇よりずっと|冥《くら》くて、魂が呑まれるような美しさだった。

(続く)

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 第一話🔗
https://kakuyomu.jp/works/16818093081934115113/episodes/16818093081934171738

 第二話🔗
https://kakuyomu.jp/works/16818093081934115113/episodes/16818093081949838535

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