鈴ノ木　鈴ノ子

資料館を1人で切り盛りしているひなこの悲しみに妖精は立ち上がる。 偶然に知った雛人形の工房に乗り込んで、事情を伝え新しい縁を紡いでゆく。

お人形師の家に生まれた好古は、その工房を継ぐ決心をする。 けれど、祖父の作品には今だに追いつく事ができない。 なにが足らないのか悩むうちに、ある写真が目に止まり、訪れた先で…

私は今日、あたらしい世界に旅立つ。 友達が勝手に芸能事務所に郵送して、私は芸能界への道へと歩み始めた。といっても自らの思いでチャレンジした訳じゃない。 そんな中、握手会に並…

廃墟めぐりが大好きな私だった。 マップで木々に隠れた学校の様な建物を見つけて、調べてみたものの分からなかった、掲示板に頼ると皆から関わるなと言われ、そしてその中の一人、詳しい…

町の小さな民族資料館で巻き起こる、雛人形の小さな小さな物語です。

月命日に花を供えて祈りを捧げる。 私たちはいつも居心地の良いバランスの上で咲いていたのだ。 今はもう、失われてしまったけれど。 「ありがとう またね、大好き」ショートスト…

夫に女の影がある、ブチっと何かが切れる音がして、私は街へと繰り出して、再開を果たした。 魔法のiらんど25年間の感謝を込めて「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコン…

今はいなくなってしまったけれど、私にはお兄ちゃんがいました。 常に側に寄り添って話を聞いてくれる、大事な、大事なお兄ちゃんでした。

私達は歳も離れて、歩んできた人生も違う、友達でもないし、恋人の関係も経ていない。 私たちの答えはそうなのだ。

早朝のプールは大切な時間、そして裏切りの時間。

どこかにある地下の喫茶店での小さな小さなお話です。

僕と舞花は小さな頃からの幼馴染だ。 ずっと、ずっと一緒にいて、ずっとずっと同じだと思っていた。けれど、舞花は女性になっていた。 僕はそれに気が付かず、恐ろしい知らせを聞いた…

清流「ながらがわ」のほとりで私は生まれ育った。 ふるさとは田舎で嫌いだった。だから、外の世界へと飛び出してゆき、やがて、無二の友を得ることとなった。だが、運命の女神は微笑まず…

作家となった大澤舞は、今回執筆した作品でインタビューを受けている。 小さな町の小さな小中学校の校長先生が発端となり悪巧みの末に成し遂げた奇跡を元にした作品をしたためたためだ、…

　積もり積もると雪崩れるんですよ。

　戦闘機乗りとして落第生となったドルフェーは救難救護ヘリ部隊へと移動となった。 　激戦の地「ストーム」で上官のスナイダー大尉から沢山の事を学んだのだ。 　戦場をモデルに書いてお…

　大型軍用輸送ヘリ「リーススタリオル」が輸送隊へと配備された。 　その教官としてドルフェー少佐はロルッシュ少尉と出会う。 　あまり評価の良くない新人ヘリパイの少尉に少佐は適切な指…

　ふっと思い出に浸ろうと思い立ちました。そして出来上がったのは一冊の本でした。

　あるところに2人の男がおりまして、2人の会話のあれやこれ。 　

風のリズムが呼び寄せる。 鐘のリズムが呼び寄せる。 薬莢のリズムが呼び寄せる。 全ての始まりは数多くのアナタなのかもしれない。

　未来における結婚とは、夫婦とは、子育てとは。 　少なくともこんな未来にはならないで欲しい。

　ある一家に起こった事柄、決して消えることのない事柄。 　辛い日々を過ごした果て、懐かしの地より知らせ来る。その知らせが縁を呼び、やがて丸い円となる。 　

　ある墳墓山にて、長き夫婦のあれやこれ。 ※歴史的解釈は整合性が取れていないこともあります。ご理解を賜れれば幸いです。

薔薇の咲き誇る国、あの色鮮やかな花の国アトワール。 白青緑の３色の中央で咲く一輪の薔薇が国旗であり、国章の素晴らしき国。美しき山河と肥沃な大地は数多くの恵を与え、その恩恵も合…

ある病気がきっかけで車椅子生活になった直子、落ち込んだ彼女に声をかけてきた片山さんは同じように車椅子生活をしていた娘を失っていた。その熱い遺志に沈んでいた心は奮い立ち、再び新し…

　人は止まらない、いつも歩いているのだ。

　クリスマスの営業を終えて、部長を乗せて帰路についている時だった。 　ラジオから流れる鉄道唱歌と鉄道館の看板に彼女が寄ってみようと言い出した。 　部長の彼女とちょっとした役職の私…

これは私の告解であり懺悔だ。 喰いている、し、悔いている。 「止めればいいのに」は極刑を宣告する言葉である。 言わぬが仏である。

　生まれ育った小さな町に私は帰省した。久しぶりに顔を合わせて小さな同窓会を催して友人達と酒を酌み交わし、懐かしい話も花が咲き終わり落ち着いてきた頃に達也から声をかけられたのだった…

　これって合理的なダイエットなのかな？ 　私はわからないよ。理解できない。 　でも、結果はしっかりとしていましたね。 　※フィクションです。多分、フィクションです。

　当作品におきましては、その性質上において、心身の発育と新人の発育と信心の発育に、大変な不都合が生じることがございます。 　ご理解を賜りまして、ご一読を賜れれば幸いです。

　ＡＩは便利だよ！ 　この先もずっと便利だよ。沢山使っていこうね！ 　未来は明るいよ、僕たちは仲良くなれる！ 　なにも心配することはないよ！

ラスタリア王国には三人の姫君がいる。 　その末娘であるカルヴァルには一風変わったあだ名がついていた。「潜り姫」である。「カロロース諸島火山災害の救助」を成した姫君への…

生まれからずっと私もあなたも一緒でしたね。 ※試行作品のため、読みにくい場合がございます。ご容赦ください。

　魔王の娘と勇者の男、それぞれが地獄の日々を過ごしていた。 　やがて、勇者は元の世界へと魔王の娘を伴って帰りつく。 　２人だけの新しい生活がこの世界で始まった。

　秋をモチーフに書いてみました。

　皇太后は臣民と市民に慕われた方だった。 　敵国の民として生を受け、額の十字架を隠すことなく、国のために尽くした私の祖母、その葬列で私は誓うのだった。 　https://ka…

作者の身勝手な四季彩のこと。

　仕事帰りに立ち寄った小料理屋、子狐。 　行き当たりばったりに選んだ小料理屋で、私は懐かしさと失った味に出会う。 　

　トルカ共和国と我が国であるカトルビア帝国との外交交渉によって結ばれるはずであった戦争回避の条約は打ち砕かれてしまった。 　そして戦争は始まることとなる。 　最後まで和平を求めた…

　夢への道を追い続けた2人の新しい道の始まり。

　かつて、人間と魔人族との戦争があった。 　戦争は魔人王が勇者に討たれたことによって終幕し世界に平和が訪れた。 　それぞれの国民の思いで、人間の国に勇者の像が、魔人の国に魔人王の…

　インターネットの世界に、ブログの世界に、アプリの世界に、そしてメッセージの世界に、幽霊は深く介在している。 　 　その存在にアナタは操られていないか？ 　すでに本当のあなたは…

　そのスケッチブックに本当の私が描かれてゆく。

　お婆ちゃんとの思い出に……。

　孫娘が屋根裏から持ってきた新聞包みと孫娘と農場について。 ※短編ナナの秘密より連載のため題名変更をしました。

変わるは常に人なれば。

　「父さん、先生がいる」 　息子は駅を見て唐突に言った。

その一線を超えぬことを祈る。 tieはネクタイとしてあります。

　エッセイに触発されて書いてみたのですけれど……。あれ？普通じゃないの！？