こんばんは、諏訪野です。皆さまは本日の選挙、行かれましたか? 投票せずに政治にケチをつけるのは、公募に出さずに書籍化作家様をうらやむようなものですよ?(ちょっと違う)え、私 ?もちろん期日前投票で早々に一票を投じさせていただきましたよ。
と、前振りはこのくらいにして。なぜ私が期日前投票をしたかと言えば、本日は文学フリマ福岡が開催されていたからなのです! 文学フリマはおろか同人即売会なるものの経験が全くない私はもうビクビクしっぱなしでしたが、それでも「推しの作者様の本が売り切れるのだけは絶対に避けねばなるまい!」となけなしの勇気を振り絞り。11時の開場と同時に見本を確認した後、あらかじめチェックしていたブースに突撃していったのでした…
感想については恐らく「君は文学フリマに行ったことがあるかい? ~Have you ever been to the Bungaku flea-market?~(仮)」としてカクヨムコンにエッセイで参加しようかなと…(余談:「フリマ」ってFree-Marketじゃなくて「蚤(のみ)の市」だったのですね! え、常識?)ただ、とりあえず今一言申しあげるとすれば「出店されたみなさま方全員…好き…!」(錯乱)いやほんと、私がアラブの富豪だったら「本が欲しいわ!あなたたちの本を全部持ってきてちょうだい!」って机をバンバン叩いて駄々をこねますもの。ちくしょう、国が教科書として公費を投じて配布してくれよ…!
そして、今回文学フリマ福岡に参加された推し作者様を紹介させて頂きたい!のですが、まずはこのカクヨム内でも活躍されている方々をピックアップさせて頂きたいと思います。下に挙げさせていただいたのは、作者様名、及びカクヨム内で私が好き!な作品でございます。(私が勝手に推させて頂いているものですので、差しさわりがございましたらご連絡いただければ幸いです。)
月見夕様 「ジャンキー・ジェット・ファイアワークス」
https://kakuyomu.jp/works/16817139559070584749近未来で男女バディが抑圧された日常をゲリラ花火で吹き飛ばす、最高に痛快なアクション小説。アニメ化したら絶対に画面映えするだろうなあ…と感じさせるエンタメ小説のお手本のような作品。カクヨムで読めるのは短編版、購入させて頂いたのは長編版という事でもうワクワクしかない。今日は短編集もゲットできましたし…!
作者の月見様は『スコーピオンに左手を添えて』でカクヨムWeb小説短編賞2022・エッセイ部門で短編特別賞を受賞されてもおられ、筆致の確かさは折り紙付きです!みなさまもぜひ!
来宮ハル様 「三寒四温と初恋」
https://kakuyomu.jp/works/16816700427586636228来宮ハル様のこちらはガールズラブ作品、高校生の先輩後輩が織りなす切ないストーリー。様々な困難にも自分に嘘をつくことなく想いを貫いていく主人公がぐっと胸を打ちます。カクヨムへのご発表は3年前ですが、本当に色あせない作品です。最新作の「きみを彩るその色は」は私が初めて読んだ男の娘ものですが、これがまた自分らしさというものの大切さに気付かせてくれる大変素敵な作品です。ぜひご一読を!
このように弱っているときに背中を押してくれる来宮ハル様の作品、今回は既刊2冊に新刊2冊!大切に読ませて頂こうと思います。
ななゆき様 「四つめの大水槽」
https://kakuyomu.jp/works/16818093086052764634ななゆき様はガールズラブ作品を主戦場にされていらっしゃる作者様ですが、ここではあえて姉妹の慕情を描いたこの最新作を。あたらよ文学賞・テーマ「青」に寄稿されたこの作品、静謐な水族館内での色彩や光の変化が主人公の心情とリンクしていて、喪失と再生の物語をより幻想的なものにしています。ガールズストーリーには透明感がよく似合う…
ななゆき様のGL長編「生まれる前から、私たちは」とともに、いくつかの小説群がカクヨムに掲載されております。普段GLをあまり読まないという方にこそ試していただきたい!
以上勝手にご紹介させていただきました、長文申し訳ありません。もちろんカクヨムとは縁のない作者様の作品にもたくさん触れることが出来ました、本当に素晴らしいものばかりです。やはり作者様方のリアルの熱に触れると「自分もいっちょ書いたろー!」という気持ちになりますね、モチベ爆上がりです。
と言いつつカクヨムコン10は長編・短編共に未定なのですが(5万字は越えていますが10~15万字でいちど結を持ってくるのが難しい…)、公募用の短編は一つ書けましたし、まあ何とかなるやろ!の精神ですガハハ。
というわけで、とりあえずのご報告でした。文学フリマ福岡についてはおそらく今後毎年行くでしょうし、全国に散らばる推し作者様を追いかけるために遠征したいなあ…なんて考えていたりして。とりあえず有給休暇を貯めておくか…
文学フリマの主催者様、スタッフの方々、お邪魔させて頂いた各ブースの出展者様方、大変お疲れさまでした。素敵なイベントをありがとうございました!