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第五回こむら川朗読小説大賞を振り返って_1

まずは参加者の皆さま、そして評議員様、お疲れさまでした。今回は無事2作とも期間内に公開できたということで、簡単な振り返りをしていきたいと思います。
まず1作目。沢山星と評価をいただいておきながら申し訳ないのですが、実はかなり雑にぶん投げた物です。もちろん適当というわけではありませんが、果たしてこれはオチがついたのか?と思いながら投稿した記憶があります。
この話を書いた際に改めて意識した事は「理解できないから恐怖は生まれる」という事でした。話が通じない・話が出来ても人間とは根本的に何かがズレている、そんな恐怖をこの話では強調しました。
裏話としては、この話で最初と途中に出てくる異形はそれぞれ洒落怖の八尺様、リアルをモデルにしています。特にリアルは「理解できない恐怖」をこれでもかというほどに体現した話で、私の怪談観(?)に大きな影響を与えているのかもしれません(他にも洒落怖の話なら渦人形なんかが好きです)。
これも怪談観の話ですが、怪異を大別するとしたら、幽霊や妖怪(一応話が通じる事もあるし退治できる)、異形・化物(幽霊や妖怪とは出自が違う正体不明の何か、当然話し合いなんてできないし何十人の専門家で挑んでやっと一体倒せるレベル)、神(さらに高位の存在、人間や幽霊、異形もまとめて羽虫のようなものにすぎないから基本的に無視する。鬱陶しかったら片手でぺしっと潰す)だと思っています。そういう意味でも評議員サイドの好きな人外や神様とはそもそも相容れないな笑……と思ったり

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